ストレスと上手に付き合う方法 |
ストレスと上手に付き合うために、知っておきたい考え方
あなたは何かあると落ち込みやすかったり、自分を責めてしまうタイプでしょうか?
それとも、そこまで囚われずに、どうにかなるさと楽観的に対処できる方でしょうか?
私は過去頑張り過ぎて疲れてしまっていた時、不安・焦り・怒りなどネガティブ感情に支配されてしまうことが多くありました。
何か出来事が終わった後も思い出しては辛くなってしまっていたので、心が余計に疲れてしまうという、負のスパイラル・・・。
そんな私が心理学を学ぶ中で出会い、とても救われた考え方があります。
それは「事実は一つでも、捉え方・感じ方は自由に選べる」ということ。
もちろんネガティブな感情に囚われやすい人も、好きこのんでそれを選んでいる訳ではありません。
自分でも気づかないうちに“無意識に”選んでしまっているのです。
そこをあえて意識することで、自分にとって楽な感じ方を選択できるようになります。
”感情”と”思考”の関係
実は感情というものは出来事に直結して生まれるのではなく、出来事に際して反射的に出てきた”思考パターン”によって生み出されるもの。
例えば友達との待ち合わせをしていて、30分以上相手が来ない場合・・・。
ある人は、「何かあったのかな?大丈夫かな??」と不安になるかもしれません。
またある人は「待ち合わせにこんなに遅れてくるなんて許せない」と怒りを感じるかもしれません。
別の人は「私との約束なんて、どうせ忘れられちゃう程度のものなんだ」と悲しくなってしまうかもしれませんね。
でも一方で、「ちょうど本をゆっくり探したかったから、連絡はしたうえで本屋さんで待っていよう。」と全くネガティブに感じない人もいるのです。
このように出来事は一つでも、人によりその捉え方・感じ方は様々ですね。
出来事に対して、どんな思考パターンが出てくるかは、その人の人生経験や取り巻く環境など背景によって異なります。
そしてその傾向・・・つまり思考のクセはどんな場面でも顔を出しやすいので、生まれる感情にも、人それぞれの傾向があるということなんです。
せっかくなら、自分にとってラクでポジティブな捉え方・感じ方を選択してきたいものですね。
ネガティブ感情から解放されるために
そのためにまず大切なのは、何か感情が生まれた時、自分の中でどんな「思考」のプロセスがあったのか?観察してみることです。
その中に繰り返し出てくる思考パターンや傾向が見えてきたら、しめたもの。
それが自分にとって本当に必要な思考パターンなのか?検証してみましょう。
真面目な頑張り屋さんには、「絶対に○○しなければならない」「私がやらなければ、誰かに迷惑をかけてしまう」など、自分で自分を追い込む思考グセが多く見られます。
ネガティブな感情に気づいたら、自分の思考がどうなっているか?チェックしてみるのがおすすめです。
そして「~べき」「~ねばならない」などの思いこみに気づいたら、「~にこしたことはない」など語尾を言い換えてみるだけでも、少し気持ちが和らぐはずです。
ぜひ試してみて下さいね。
ストレスと上手に付き合って毎日を笑顔で過ごすためにも、まずは自分自身の思考グセを把握しておきましょう!