相手をより一層理解するために… |
言葉にはすべてが表されません。
言葉だけで相手を理解しようとしても、限界があります。
一方、言葉が存在しなければ理解できないというのも真実です。
では、どうするのでしょう?
ノンバーバルメッセージという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
非言語によるメッセージです。
しぐさや表情など、言葉以外のものを非言語(ノンバーバル)と言います。
笑顔でいれば、それを見た人も安心したりリラックスします。
舌打ちをして身体を小刻みに揺らしていたら、近付くのを控えたくなります。
言葉以上に私たちは、非言語からの情報に影響を受けています。
その非言語メッセージを相手を理解するために活用すると、言葉になりにくい感情や感覚まで理解しやすくなります。
そのためにやることは…
相手を細かく観察すること!
これは、慣れるまでは難しく感じるかも知れません。
でも、子育て中のママが赤ちゃんのちょっとした変化を敏感に察知できるように…
誰にでも備わっているものです。
やり方としては「じ〜〜〜〜と見つめる」よりも、「全体的にふわ〜〜〜っと見る」感じです。
顔なら顔だけを見つめていると、手足の小さな動きを見逃すこともあります。
動きを観察しつつ、表情やしぐさのパターン分けをしていきます。
苦手な人について話している時には、背中が丸くなる…
話が乗ってくると手の動きが大きくなる。
私が以前、コーチングをしていたクライアントさんは「自信のあることを話す時には前傾姿勢をとりつつ右側に顔を向けるが、未経験のことや自信のないことを話す時には左側を向きつつ身体を起こす」というパターンがありました。
そういうことが分かってくると、言葉を発していなくとも相手の状態がそれなりに把握できます。
大事なことを決めつけずに、必要に応じて確認していくこと。
「きっと自信があるんだ!」と決めつけてしまったら、相手を理解するという大事なことがおろそかになりますからね。
おおよその目安をつけて、相手のことをおもんばかる。
そんなことをしていたら、「自分のことを分かってくれている!」と信頼関係が深まります。
人の思考にはパターンがあります。
そのパターンを非言語からくみ取ることができたら、より理解が深まりますよね。
ぜひやってみてください。