心が豊かなお金持ちの考え方 |
こんにちは。井上理佳です。
いよいよ3月後半に入り、新年度を迎える準備にお忙しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身はこれまで通り、コーチングの仕事を続けていきますが、ターゲット層を変えていこうと動き出しているところです。
プライベートでは、息子が小学5年生に進級します。
家族みんながそれぞれに去年から1年かけて成長してこられたことに喜びを感じる今日この頃です。
「まだまだこれから」という謙虚さも忘れず、嬉しかったことは素直に喜び、ますます精神的に豊かな人生にしていきたいと気持ちがあらたまりますね。
さて、今回は、
心が豊かなお金持ちの考え方
というテーマでお話をさせていただきます。
「お金持ち」の定義はいろいろあると思いますが、一般的には資産や所得の多い人と理解されることが多いと思います。
そこで、こちらの記事では、「お金持ち」を以下のように定義させていただいた上でお話を進めていきたいと思います。
お金持ち=経済的にも精神的にも満たされていると心の底から感じると同時に、毎日が充実していて小さな幸せに感謝している人
これは、私の身近にいるお金持ちの特徴です。
心が豊かなお金持ちは、単に金銭的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも重視しています。
彼らの思考法にはいくつかの共通する特徴があります。
- 自己理解と自己受容
- 他者との共感
- お金の5つの力を理解
- ポジティブなマインドセット
- 豊かさを感じる日常の習慣
- 自己の内面を整理する
今回はこちらの6つの特徴について詳しくお話ししていきますね。
1. 自己理解と自己受容
心が豊かなお金持ちは、自分自身を深く理解し、どのような自分も受け入れています。
自分の強みや弱みを客観的に知り、その時々の感情を受け入れた上で落ち着いて考え、自分にとって最善の選択・行動をすることができます。
自分の本音や本質に基づいた行動を取ることができるので、大きな失敗をしたり、痛い経験をしたとしても、
「これはいまの私に必要で起こっていることなんだ」と前向きに
受け入れます。
このような思考から、想定外の出来事や、人間関係のすれ違いを柔軟に受け入れ、適切に対処することができます。
問題に直面した時も「今までの人生で必要な経験をしてきているので、解決するための十分な知識がある」と自分を信じて、問題解決に向けて積極的に取り組むことができます。
2. 他者との共感
心が豊かなお金持ちは、他者との関係にも重きを置いています。
彼らは「自分も相手も社会も幸せになれること」を考えながら行動するため、
自分ばかりが利益を得るという発想ではなく、相手の利益や周りの人たちの幸せも追求
します。
これは、お金では心の通った、幸せを共有し合える人間関係を構築することができないということを知っているからです。
このため、自分の正しさを振りかざすのではなく、相手の価値観や考え方を肯定的に受け入れ、相手の存在を大切にします。
目の前の人を幸せにすること、周りの人たちが安心できる存在であることを自分に課しています。
このような思考が人生において大切な人たちとの持続的な関係を築き、豊かさを共有する文化を育む基盤となっています。
3. お金の5つの力を理解
心が豊かなお金持ちは、お金の持つ「5つの力」を理解しています。
5つの力とは、
「使う」「稼ぐ」「増やす」「守る」「貯める」という役割
です。
- 使う…他者に見せびらかすために使うのではなく、自分も周りの人たちも幸せになることにお金を使う
- 稼ぐ…社会やクライアントに常に誠実であることを前提に、適切な価格で満足いただけるサービス・商品を提供する
- 増やす…自分が稼ぐだけではなく、お金にも働いてもらうという発想を持ち、企業活動に積極的に参加する
- 守る…不必要な出費を避け、時には、相手と関係が変わることを恐れず、購入を辞退することもいとわない
- 貯める…収入が途絶えても、自分や家族が半年生活できる現金を確保し、その額を増やす努力もする
それぞれの役割を正しく理解し、自分なりに具体的な行動に落とし込んでいるので、お金に関する不安に対処することができます。
いずれも欠けることなく、バランスを取ることで心の豊かさを保ちながら経済的にも成功を収めています。
4. ポジティブなマインドセット
心が豊かなお金持ちは、ポジティブなマインドセットを持ち、感謝の気持ちと共に生きることを大切にしています。
この考え方は、潜在意識が影響を及ぼすことを考慮しているからこそです。
日常の小さな幸せであっても大きな喜びで歓迎し、不運なトラブルやショックな出来事も「ありがたいこと」と前向きに受け入れる努力をしています。
どのようなことにも学びと成長がある
と考えているので、自然と幸せにつながる行動や思考が促進されます。
すべての経験に豊かさを感じることは、お金に対する意識を変えることにもつながります。
5. 豊かさを感じる日常の習慣
心が豊かなお金持ちは、日常生活においても豊かさを感じる習慣を持っています。
あるものに目を向け、「私はこんなに持っている」「すでに満たされている」「十分な経験をしている」と自分の人生の豊かさを味わっています。
そして、思考停止で「ないから買う」と行動に移すのではなく、「ほんとうに必要なのか、すでに持っているものではないか」と自分に問いかけることで、無駄な出費を抑えます。
無駄なものを減らしていく、必要だと思うものにのみ投資する
という思考習慣が自然に身についており、それが物理的なスペースも整え、心の整理にもつながります。
6. 自己の内面を整理する
心が豊かなお金持ちは、
「モヤモヤ」を晴らし、自己の内面を整理する
ことに注力しています。
「これは自分らしくない」「この価値観には違和感を感じる」といった自分の本音や、「私だからこそ直面している壁なんだ」「苦しいけれど必要な経験にちがいない」など使命に気づくことが、豊さを実現するうえで非常に重要なステップとされています。
日常の感情の揺れや違和感を見逃さないようにするために、定期的に目的や気持ちの変化を確認するなど自分自身と向き合う時間を大切にしています。
自分の本音や本質を理解することが、充実した人生を構築することにつながります。
おわりに
いかがでしたか?
今の自分が決して額面的な豊かさを手に入れていないとしても、
お金持ち=経済的にも精神的にも満たされていると心の底から感じると同時に、毎日が充実していて小さな幸せに感謝している人
このような豊かさを手に入れることはできそうですね。
心にゆとりがある、余裕があるというのは、お金に対する不安に対処できているからこその感覚ではないでしょうか。
実際、「自分だけが儲けたい」こういう発想の人からはお金がどんどん離れていき、逆に、「みんなが笑顔になってほしい」という発想の人の下には人もお金も集まってきます。
それは、「周りの人たちが幸せであってほしい」という純粋な気持ちが回り回って自分に返ってきているからだと私は考えています。
なお、心の豊かさと経済的な豊かさは同時に得られるものとはかぎりません。
ですから、焦らず、時間差があるものだと考えることも大切ですね。
まずは今日一日を心豊かに過ごすことに集中してみる、ここから始めてみるのはいかがでしょうか。
ということで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は、4月16日(水)に配信予定です。