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原 かや
医師 八重洲形成外科・美容皮膚科

美容医療との上手な付き合い方 ビューティ・美容 2015-12-02
コテでやけどをしてしまったら

ご無沙汰してしまいました。八重洲形成外科・美容皮膚科の原かやです。
最近、コテでやけどをしてしまったというご相談を多く受けます。朝などの忙しい時間に起こりがちなこのアクシデントですが、病院に行く間もなく、気が付けば数日たっていたということが多いかと思います。多くの場合、数日で赤みも痛みも引くような軽いやけどが多いかと思いますが、どんなときに病院に行くべきなのか、書いていこうと思います。
コテでのやけどで多いのが首と頬です。他にも手、唇、額なども見かけます。 
特に
首のやけどはキスマークに見えるから、、といってみなさん早く治したいようです。
しかし、やけどを早く治す特効薬はありません。

やけどをしてしまったら適切な処置を適切なタイミングですること、これにつきます。
逆を言うと大したことのないやけどが不適切な処置によって治りにくくなる、といったことも起こりうるのです。

 


ではコテでのやけどの処置はどのようにするのがいいのでしょうか。
1.まずは冷やす。できる範囲内で冷やす。とにかく冷やす。ケーキなどについてる保冷材をハンカチなどに包んで冷やすのがおすすめです。
2.出かける時間になってしまって、これ以上冷やすことができなくなったタイミングでワセリンを塗りましょう。市販の軟膏でやけどに良いといわれているものはありますが、きれいなワセリンで十分です。
3.痛みが治り、特に水ぶくれなどできなければ、あとは炎症後の色素沈着を起こさない・起きてしまった炎症後の色素沈着をいかに早く改善するかという問題になります。
・やけどしたところを紫外線にあてないようにする。
 ・こすらないようにする.
 ・赤みは数か月で引いてきます。茶色っぽくなった場合はクリニックで処方されるハイドロキノンなどの美白剤が有効の場合があります。
 もし、痛みが治まらず水ぶくれができたら、迷わず形成外科や皮膚科に行きましょう。症状にあった適切な軟膏などを処方してくれます。
どのタイミングでも心配なら皮膚科もしくは形成外科の受診をためらう必要はありません。

コテでのやけどはcontact burnといわれる種類のやけどです。

高温の金属に触れてしまったことによるやけどです。あつ!となってすぐに離すので深いやけどになることは比較的少ないです。
たいていはI度のやけどといわれるレベルの、水膨れもできないくらいのやけどがおおいです。
このレベルのやけどですと数日ピリピリした不愉快な感じがありますが、へこみなどの傷跡にはならずにきれいに治ります。
もし水ぶくれになってしまったら、、これはII度のやけどというものです。治るまでに2週間程度かかることが多いです。
水ぶくれはやけどをした直後にできなくても翌日にできることがあります。水ぶくれができたら病院へ行くのが最善の選択です。
なによりも大事なことは、綺麗になるための道具で傷をつくらないよう気を付けることです。コテを使うときは十分に注意してくださいね。


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