ストレス解消!アロマを取り入れた生活 |
皆さま、こんにちは。
外苑前でオーガニックエステサロンをしています、サロン ド ボヌールの秋山あす香です。
仕事や人間関係、家事や育児など、誰でも時にはイライラしたり落ち込んだり、ストレスいっぱいでリラックスしたい・・・!なんていう時もありますよね。
皆さんはお花やハーブの香りをかいで、"何だか気持ちが落ち着いた"という経験はありませんか?
今回は、生活に「香り」を取り入れることで、心身ともにリラックスできるアロマテラピーについてお話します。
エッセンシャルオイル(精油)の活用法
精油は私たちの心と身体に直接作用してくれるものとして広まってきていますが、これも人工的な香りではなく、植物から抽出された100%天然の香りだからこそ得られる効能です。
さて、精油は私たちの身体へどのようにして働きかけていくのでしょうか。おもに以下の3つの経路で、精油の成分が全身へめぐります。ご自宅で簡単にできる精油の利用法とともにご紹介します。
①鼻から脳へ
香りが鼻の奥にある嗅神経を通って大脳にはたらきかけ、ストレス軽減や自律神経の調整など、心身のバランスを整えてくれます。
芳香浴・・・アロマランプがご自宅にない場合、ティッシュに1滴の精油を落とし枕元に置いて寝たり、バッグに精油1滴を垂らしたハンカチを入れておくだけでも、バッグを開ける度に一日優雅な気持ちになれるのでお勧めです。
➁呼吸とともに
香りの分子が呼吸とともに肺から血管に入り、血流によって身体の各部に届けられます。
吸入法・・・浴槽に適温の湯をはり、5滴以下の精油を落とし入浴します。寒い季節には手浴や足浴をするだけでも全身が温まります。さらに簡単な方法として、マグカップや洗面器に熱湯を入れ3滴以下の精油を落とし、香りの湯気を吸入しながらゆっくりと呼吸します。花粉症の季節には手軽に行えますのでお勧めです。
➂皮膚から体内へ
精油の成分は分子構造が小さいので、皮膚を浸透し毛細血管を通り、血管やリンパ管に入り全身をめぐります。
トリートメント法・・・ホホバオイルなど、植物性のオイル(キャリアオイル)に精油を1%以下の濃度になるように混ぜ、お肌に塗布しマッサージします。敏感肌の方やお顔に塗布する場合は、濃度を薄くするなどの注意が必要です。
ストレスをため過ぎると肌荒れに!
皆さんは、原因不明のニキビや肌荒れに悩まされた経験はありませんか?
ストレスをため込み過ぎると自律神経やホルモンバランスが乱れ、肌荒れに繋がることがあります。
肌荒れに効果があるお勧めのアロマをご紹介します。
●ラベンダー
リラックス効果、抗菌作用、抗炎症、安眠作用などたくさんの効能がある万能アロマです。1~2滴程度でしたら精油原液を直接お肌につけることができ、ニキビの悪化防止や虫刺されなどにも効果的です。どの精油を購入していいか分からないという方は、一本持っていると便利です。
●ローズ
お肌の炎症を抑えてくれたり、吹き出物にも効果があります。また女性ホルモンのバランスを調整する作用があり、PMS(月経前症候群)や更年期障害など女性特有の悩みに強い味方となる精油です。絶世の美女、クレオパトラがこよなく愛した「香りの女王」とも言われ、優雅で幸福感に満たしてくれる香りです。
若返りのハーブと言われています。老化防止、血行促進、お肌のひきしめ効果や、疲れた心を元気付けてくれる香りです。また70歳を過ぎたハンガリー王妃がローズマリー水で若返り、隣国ポーランドの国王に求愛されるという素敵な逸話もあります。
エッセンシャルオイルは自然界に存在するときよりも、何百倍にも濃縮されています。敏感肌の方や妊婦さん、子供やお年寄りのご利用には注意が必要となります。
このようにたくさんの効能をもつ精油、皆さんもストレス解消にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。植物の持つ力と癒しの香りに包まれながら、心と身体をゆっくり緩めてみてくださいね。
それでは、また一ヶ月後にお会いしましょう!