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髙橋 雅美
臨床心理師/公認心理師 キャリアコンサルタント ハッピーハートコンシャス

しなやかに、したたかに、幸せに仕事しよう! メンタルカウンセリング 2014-03-27
心強いサポーター(味方)に助けをかりましょう!

こんにちは。働く女性の職場の悩み専門カウンセラーの髙橋雅美です。

前回は、意識的に継続的にストレスコーピングを行いましょう。その際にたくさんの種類のストレスコーピングを持ちましょう、とお伝えしました。

今回はストレスコーピングのひとつでもある「人に助けを求めましょう」ということをお伝えしたいと思います。

ストレッサーに晒されストレス反応が溜まってくると、ココロにゴミが溜まってくるようで苦しくなりますね。それを誰かに話してスッキリしたいと思いますよね。あるいは、なんだかモヤモヤしてアタマが混乱しているようだから、話を聞いてもらってアタマの中を整理したいという時もありますね。

そんな時、あなたの話を聞いてくれる人、励ましてくれる人、あるいは応援してくれるサポーターはどんな人でしょうか?家族、友人、恋人、先輩、同僚、どんな人の顔が思い浮かびますか?カウンセラーやコーチという人もいらっしゃるかもしれませんね。

サポーターはあなたの味方になってくれる人のことです。なので、あなたにとっても大切な人たちですね。だからそんな人たちだからこそ、愚痴を言いたくないと思うかもしれません。ですが、サポーターはあなたの味方になることを望んでいる人たちです。ですから、遠慮せず辛い時は助けを求めましょう。

しかしいつも愚痴を聞いてもらうというのではさすがに相手も辛くなってきますね。愚痴というのは不思議なもので、言うことでスッキリすることもありますが、あまりに何度も言っていると、その愚痴を言っている自分自身が余計辛くなってしまいます。なぜなら、自分の口から出た言葉を自分の耳で聞いて再度ココロの中に入れているからですね。

だからサポーターには愚痴を聞いてもらうだけではなく、辛い気分を晴らすために、楽しい時間を一緒に過ごしてもらいましょう。もちろん根本的な解決にはならないかもしれませんが、サポーターからの応援メッセージで元気が出たりすることもあるでしょうし、気分転換でエネルギーが受電されると、ストレッサーに対しても、「なんとかなるかな・・」と考えられるようにもなります。

最後に、残念ながら、今、ご自分のまわりにサポーターがあまりいない、と思っている方にお伝えします。サポーターというのは、必ずしも今、あなたのそばにいる方だけというわけではありません。憧れている有名人でも歴史上の人物でもいいのです。彼ら、彼女らだったら、どう考えて、どんな風に行動するだろうか?と考えることも、きっとあなたに何らかの気づきを与えてくれるのではないでしょうか?

あるいは、なかなか会ったり話したりできない、ということであれば、あなたのサポーターの名前を書き出してみるだけでもいいと思います。こんなにも多くの方が自分の味方なんだと気づくだけでも勇気が出てきますよね。その中には話は聞いてくれなくてもあなたを癒してくれるペットの存在もあるかもしれません。

悩みを一人で抱えてしまうのではなく、上手にあなたのサポーターの助けを求めましょう。そしてあなたのサポーターが辛く困っているときは、あなた自身がその方の味方になりましょう。

 


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