自分の強み、どうやって自覚していますか? |
ある程度の経験を積んできて、成果も出せるようになってくると色々なことが見えてきます。
周囲の人の様子を見て「なんでそんなことをしてるの!??」と呆れたり、驚いたり、
時に情けなくなったりすることもあると思います。
でも、そんな時こそチャンスなのです。
なぜって、そのイラッとしたポイントこそがあなたの強みだからです!
コーチングをしていると自信がないとか、自分の強みが分からない…
などと訴えてくるクライアントさんは少なくありません。
転職をするにも、起業するにも、実績は一つの目安になります。
でも、その実績って…組織の中にいたからこそ出せるものである場合も少なくありません。
仕事がデキる人であればあるほど、感覚的に目標を達成しちゃっていることも!
自分の強みは、強みであるがゆえに自覚しにくい。
でも、強みを自覚していた方が、自己PRもしやすい。
何より、更に強みを磨いていくことも出来るのです。
好きなこと、得意なことが強み!という考え方もありますが、それは自分でも自覚しやすいものです。
むしろ自覚しにくいものの方が、周囲から求められる強みであったりします。
先天的とか天才的にやれちゃうことですから、周囲の人に価値を感じてもらっていることが多いです。
では、どうやってその強みを実感するのか?ということになりますが、それがイラッとするポイントなのです。
「なんでこんなことも出来ないの?」
「こんなことも分からないなんて!!!」
と「カチン」「イラッ」「ムッ」とする場面があったら、その状況をメモしてください。
どんなところにイラッとしたのでしょうか?
どうすれば良いのでしょうか?
「こんなこと当たり前でしょ!」
「これくらい常識!」
みたいな感情を抱くでしょうが、そこはグッとこらえて具体的に書いていきます。
「当たり前」「常識」の基準が違うのです。
いわゆる「暗黙知」のようなポイントやコツを掴んでいるのが、デキる人。
そのポイントを外しちゃってるのが、イラッとさせる人なのです。
イラッとした場面での「当たり前」を見つけることが出来たら、今度は自分の仕事を知らない部外者にも理解できるように丁寧に説明していくようなつもりで書き出します。
この時に心がけて欲しいのは、やり方だけでなく無意識にやっているであろうコツも一緒に書き出すのです。
「これ以上、細かく書き出せない!」というくらいに書き出してみると、自分でも「こんなところにも気配りしていたのか!」「このひと手間で、その後の成果にかなりの違いが出るんだ!」とノウハウの振り返りにもなっていくはずです。
また、細かく書き出せば書き出すほど伝わるノウハウになっていきます。
なぜなら、分からない人は何が分からないのか分からないのですから、分からない部分を発見・確認しやすくなります。
仕事がデキるだけでなく、自分のうまくいくノウハウを周囲に伝えられて生産性を上げることが出来たら、人望が集まります。
人望が集まれば、情報も集まります。
周囲の人の生産性を上げることが出来れば、マネジメントも出来る人として評価も高まっていくのではないでしょうか?
あなたのことをイラッとさせた人は、あなたの強みを発見させてくれる鏡のような人なのです。
自分の強みの確認ができるようになると、その先には…
そんな人のことを観察しているうちに、その人の指導ポイントがあっという間に把握できるスーパーバイザーになれちゃいますよ!