20代は点・30代は線~東京編~ |
■社会人=起業同時スタートの20代
20代の時は、社会人=起業開始という状況もあり、社会人とは何か?
というところから同時に起業が始まっていることもあり、毎日が試行錯誤、経験がない分判断ができず、要領も悪く、無駄に時間がかったたりと、自分にも自信が持てないでいました。
また、「起業したらこうしないといけない」とか、世間の固定概念に惑わされ、今から思うと自分らしい生き方ができず、かなり悩みに悩んで模索していた20代。随分悶々としていたのが懐かしい。
まず何よりも大変だったのが、日本人ではあるけど、学生上がりだったため学生言葉の日本語しかできず、当分の間日本語をビジネス日本語に年上の方に添削をして頂きながら、社会人と起業をスタート。
そして人脈も取引先も全てがゼロからのスタートなので、まずはビジネスパートナーになって頂ける人や企業を探しに、海外出張に行っては飛び込みでインターンシップを受け入れて頂ける取引先を開拓。
海外へ出かけては「今、ちょうど来てるんです」と電話し、直接担当者に交渉し、自分の目と足で、インターンシップの受入先や留学先やビジネスパートナーを広げていきました。
経験がなさ過ぎて、空回りも多い時ではありましたが、動けば動いた分だけの気づき、出会い、キッカケに繋がったことを実感しながら、試行錯誤しながら自分の中の経験という点を増やして行きました。
後ではありますが、20代必死に悩んで、考えて、葛藤して、行動した分のふり幅が、そのまま30代のステージに反映されることが身をもって分かった。そのおかげで、今ではセミナーや海外キャリアのカウセリングさせて頂く20代の方には、むしろ20代はどんどん悩んで、悩んで自分の人生に対して真摯に向き合うべきだと。その分30代のステージが楽しくなると・・・。自信を持って20代をどのように過ごすべきかアドバイスさせて頂いています。
■自分らしい起業スタイルが見え始めた30代
30代になってからは、そのような固定概念の呪縛から解かれ、周囲や世間の雑音が気になることもなく、少しづつではありますが、続けてきたからこそ自分の起業スタイル、ワークスタイルというのが見え始めたように感じます。
20代との自分に吹っ切れた後は、とても生きやすくなったように思います。
自分のスタイルを見つけられてからというもの、色々な人と積極的に会う機会が自然とできるようになりました。人に会うと発想もアイディアも今まで以上に沸き、更に今までの経済活動を通じ日本と海外の架け橋になることで貢献していきたいという想いも強くなって行きました。
20代悪戦苦闘した結果、ようやく少しづつ私自身、会社としてのミッションが見え始めた頃が30代に繋がっていったことを実感。
これまでの海外人材コンサルの業務を通じて、「日本の良いものを海外へ発信・繋げる」ことが、私自身・会社のミッションでもあると思えるようになりました。今後は人材だけでなく、企業の海外進出や、日本の素晴らしい技術である伝統工芸やモノ、文化、芸術、音楽などなど、日本と海外を繋ぐことができる担い手になれるよう今後も積極的にアクション起こしていきたいと思っています。
如何に20代で経験する点が、30代ステージに進むにつれて線になっていく感覚を感じることが
これらの経験を経て、ようやく一つのことに気づくことができました。
■自分が選択したことが全て正解!失敗って何?
20代の時は誰しも、「不安」や「失敗」などのワードがちらつき、何かと不安だったり、失敗したらどうしようと、悩ましいものです。
20代色々な経験という点を積み重ねていくうちに、全て起っている事はその人において必然的に経験しなければいけない要素であり、そしては全て人生経験していることは何一つ無駄がないということ。
「全て自分が選択したことが正解であれば、失敗はないのではないか?」
そんなことを確信できるようになりました。
もっとこういう発想を20代で気づくことができれば、どんなに楽でもっとスピーディーに動くことができたか?と思うので、
今の20代の方々にお会いする時は、自分が選択したことが全て正解だから、何も不安も失敗も恐れずに前に踏み出すべきだというお話をさせて頂いております。
随分この言葉で救われたと、涙を浮かべながら、自分がいかに固定概念に縛られていたことに気付いたと言って下さる方が多いです。
「何でもやっても良いのですね・・・」と目の輝くが変わって、新たな一歩を踏み出される方々を
たくさん見てきました。
新たな一歩を踏み出されたことによって、新たな人生を切り開くキッカケにして頂けることが何よりも嬉しいです。
■キャリアを止めず、経営者ときどき学生の留学ライフ
海外キャリアのご相談をさせて頂いている中で、
皆さんには「勇気を出して一歩踏み出して、新たな世界でチャレンジすること」の大切さをお話しているにも関わらず、
ふと気づいたら、
人には言っているくせに、最近自分が一歩踏み出して新たなに挑戦していないではないか?と。
そこで、
世界経済がアジアが年々熱くなっている中、企業のご相談の中でも中国市場の注目の高さもあり、最も得意としないエリアではありましたが、今後ビジネス市場として外すことができない中国を、この機会に人脈や学ぶ機会を作ることができればと思い、
起業してから12年目にして、
東京から北京に毎月通い、北京大学EMBAコースに留学することにしました。
キャリアを止めず毎月気合で通い、留学することができる一つのロールモデルとしてチャレンジしてみました。
➡東京で起業したキッカケが北京大EMBA留学編へ・・・つづく