子どもの癇癪は減らせる |
こんにちは。
子育てママ専門カウンセラーの守屋ひろかです。
子どもが癇癪を起こして困っていませんか?
癇癪が続くと、自分の育て方が悪いのではないかと心配になりますよね。
働くママさんなら、子どもとの時間が少ないために余計に自分のせいだと責めてしまうかもしれません。
でも安心してください。
1歳から5歳くらいまでは、言葉が未熟なために気持ちや伝えたいことをうまく表現することができません。
そのため癇癪を起こしてしまうのは当然のこととも言えます。
とは言っても、癇癪を起こされると困ってしまいますよね。
今日は子どもが癇癪を起こしたときの対処法と、癇癪を減らす方法をお届けしたいと思います。
癇癪を起こしたときの対処法
・安全を確保し見守る
道の真ん中や人混みの中で癇癪を起こされた経験があるかもしれません。
まずはお子さんを安全な場所へ移動させることが大切です。
「わがまま言っちゃダメ」と怒りたくなってしまうかもしれませんが、これは油に水を注ぐような行為。
子どもも自分で気持ちをなんとかしようと頑張っているところなので、無理に止めようとせず見守る時間も必要です。
・感情を代弁する
うまく言葉にすることができなくて癇癪を起こしているため、大人が代わりに言葉にしてあげることがとても有効です。
「うまくできなくて悔しいよね」
「もっと遊びたかったよね」
このように、大人に代弁してもらえると、気持ちをわかってもらえたことで子どもは安心できます。
癇癪を起こしたとき以外にも、気持ちや行動などを言葉にして伝えてあげると、子どもの表現力がつき癇癪を減らすことができます。
・ストレスの管理
癇癪の原因には、体調不良なども考えられます。
そのため、ゆったりとした時間を過ごし、スケジュールや栄養面などを見直してみてはいかがでしょうか。
特に鉄分や亜鉛などが不足するとイライラしやすくなると言われています。
またタンパク質や乳酸菌には、気持ちを安定させる栄養素が多く含まれています。
子どもだけでなく大人も気をつけたいところですよね。
癇癪を減らす方法
・ルーティンを作る
日頃からルーティンを決めておくと、行動の予測ができるため癇癪を減らすことができます。
「トイレへ行ったら手を洗う」「パジャマに着替えたら歯を磨く」など、次の行動が決まっていると混乱が少なく、日常に安心感を持つことができます。
「時計の長い針が6になったら出かけるよ」などと、常に前もってスケジュールを伝えておくことも大切です。
・選択肢を与える
選択肢があることで癇癪を起こさずに済むことがあります。
癇癪の原因の1つに、どうしていいかわからないことがあります。
そこであらかじめ選択肢を2つか3つ用意しておくと、その中から選ぶだけなので子どもの混乱も少なくなります。
「早く着替えなさい」と言われると困ってしまいますが
「どっちか好きな方を着てね」と2つの服を出されると、子どもは進んで選んでくれることが多いでしょう。
・できていることを褒める
最後は、できていることを褒めることです。
一見、癇癪と関係なさそうですが、実はとても大事なことなのです。
例えば、癇癪を起こさずに靴下を履けたときに「一人で上手に履けたね」と褒めてあげる。
すると「自分で靴下を履けば褒めてもらえる」とインプットされるので、頑張って履こうとします。
そしてできないことにイライラするより、できていることに目を向けられるようになっていきます。
小さなことでも、こうして褒めてあげることはメリットがたくさんあります。積み重ねがとても大切です。
まとめ
子どもが癇癪を起こすことは自然なことです。
ただ、そのまま成長を待つよりも、ちょっとした一手間で癇癪を早く落ち着かせたり、減らしたりすることができます。
不要な癇癪をなくして、子育てを楽しんでいきたいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の記事は7月26日(金)に掲載予定です。