ママがゆっくりできた森のようちえん |
子どもを見守る目が穏やかに
こちらの東京ウーマンのコラムに「森のようちえん8313(やさいさん)いよいよスタート!?」と書かせていただいたのは4月下旬。それからたった4か月ですが、森のようちえん8313を北海道和寒町で開催してまいりました!
先にうれしかった感想を言いますと、
「私がゆっくりしちゃいました」
という、ご参加のお母様のコメント。そう、これなんです。森のようちえんという、自然のなかでの自主保育の魅力は!!
自然のなかで遊ばせていると、まず感じるのは、家の中より子どもを怒ることが少ないということ! モノを散らかすのも、走りまわるのも、大声を出すのも、家の中だから「やめてちょうだい!!」「うるさい!」と言ってしまう・・・。自然のなかなら、葉っぱを集めて散らかそうが、思いっきり走り回ろうが、大騒ぎしようが、問題ないですよね。子どもたちは年の近いお友達と仲良くなったり、お兄ちゃんの捕まえてきた虫をじっくり観察させてもらったり、女の子たちはご飯作りの手伝いをしたりして、まとまって遊ぶので、お母さんの手から離れることが多いのです。自主保育というかたちをとると、大人はなんとなく順番に子どもたちを見ていて、お母さん自身がのんびりする時間が生まれます。
また、森のようちえんの活動歴が長い保育士の野村直子さんの講演でお聞きしたのですが、「子どもが自然のなかで大きなケガをすることはほとんどない。そこにたまたまあった人工物(たとえば側溝など)でケガをしやすい」ということもあり、自動車も自転車も来ない自然のなかでは、子どもを見守る目がいつもより穏やかでいられるのです。今回も、参加してくださった皆さまのご協力のおかげで、子どもも大人もケガをすることなく無事に2泊3日を終えることができました。
【2泊3日】こんなことをしました!
1日目午後
★夏野菜収穫
とうもろこしやトマトを収穫したその場で食べたり、ズッキーニやなす、バジルなどを収穫しました。
★かぼちゃの皮にお絵かき
和寒町はかぼちゃの作付面積日本一。今回はハロウィン用のかぼちゃの皮に傷をつけて、メッセージや絵を描かせてもらいました。この傷がかさぶたのように膨らんで、秋の収穫時には模様が浮かんでくるのだそうです。今から楽しみ♪
★手作りピザ釜でのピザ作り
初日の夕飯は、自分たちで収穫した野菜をトッピングしたピザ。ピザ釜さえ農家さんの手作りという豪快さ! 子どもたちもピザ生地をこねたり伸ばしたり、自分の好きな野菜をのせたりしてピザ作りを楽しみました。
2日目・3日目
★和寒町の木を使って木工体験
家族で1枚ずつ、カッティングボード(まな板)を制作しました。お子さんが好きな形にデザインしたものを、家具工房の職人さんがカットしてくださり、お父さんお母さんがやすりできれいに仕上げました。材料は和寒町のニレの木とセンの木。
★カヌー体験
和寒町の南丘森林公園はカヌーのメッカ。町から幼児用のライフジャケットをお借りできたので、2歳の子どもたちも湖面に探検に出かけ、水の感触を味わっていました。
★テント設営とテント泊
和寒町の方からテントやシュラフを貸していただいたので、初めてのテント泊を経験できたご家族も。満点の星空や、森の奥から昇ってくる朝陽を楽しむことができました。男の子たちは明け方からずーっとクワガタ捕りに夢中でした。
思いっきり自然のなかで過ごした3日間。子どもたちそれぞれに、さまざまな成長があったと思います。わが家の2歳の息子で言えば、お兄ちゃんたちとたくさん走り回ったので、足が速くなりました。腕の使い方や足運びがスムーズになったのです。ほかには、朝起きたときから仲間がいる環境にいたためか、団地や近所の商店街で「こんにちはー」という挨拶の声が大きくなり、いろいろな人に挨拶をするようになりました。息子の目や心には、東京に戻ってきた今もさまざまな景色や思い出が映っているような発言もします。
初めての開催で私のなかでは課題がたくさんありますが、また来年も和寒町で開催できたらなと思っています! うちの子も北海道の大自然でのびのびと遊ばせてみたいな、ついでに私も自然のなかでのんびりしたいな~というママさん、ぜひご一緒に! 子どもたちは今年とはまた違う遊びを発展させて、さらに成長を見せてくれることでしょう。
今週末、森のようちえん的な子どもの遊ばせ方、見守り方もお話します。
まだお席に余裕がありますので、いらしてください(^^)
8月27日(土)
13時30分~15時30分
さいたま市ビジネス交流プラザ
https://www.facebook.com/events/1630930320556181/