子育て中モヤモヤの原因は〇〇 |
こんにちは。
子育てママ専門カウンセラーの守屋ひろかです。
5月に入り、暖かく過ごしやすい気候になりましたね。
せっかく過ごしやすい季節ではあるのですが「五月病」などの言葉もよく耳にします。
4月からの環境の変化やがんばりすぎなどによって体調を崩す方が増えてしまう時期でもあるんですね。
子育て中のママさんも、4月にお子さんが入園されたり、お仕事を再開された方も多いですよね。
新しい環境で、なんだかモヤモヤしていることがないでしょうか。
その原因の一つは「無意識に他人と比較している」ことです。
他のお母さんやお子さんと比較することで、そのギャップにモヤモヤしたり、落ち込んだりしてしまうのです。
なぜ他者と比較してしまうのか?
周りのお母さんと自分を比較したり、自分の子どもと他の子どもを比較してしまう理由は、大きく3つあります。
・人間の本能
アメリカの心理学者、レオン・フェスティンガーが提唱した「社会的比較理論」によると、人は自分の能力や意見を評価するために他者と比較しているといいます。
無意識に自分の立ち位置や状況を確認するために他者と比較をしているのです。
・日本の文化
日本の文化ともいえる「みんな同じがいい」といった特徴に左右されていることがあります。
みんなと同じなら安心、みんなと同じであることが常識といった文化が強く、そこからはみ出してしまうと不安や恐怖を感じてしまうのです。
・思い込み
「母親は子どもを優先しなければならない」「子どもの成長は成長曲線の通りであるべき」などの思い込みがあることによって、その基準と離れてしまうと焦りや劣等感を感じてしまいます。
他者と比較してモヤモヤしないためには
他者と比較すること自体は悪いことではありません。比較することによって自分の成長や幸福につなげることができれば、むしろ良いことと言えます。
しかし、比べることによってネガティブな感情を持ってしまう場合には見直す必要がありそうです。
・個性や価値観を尊重する
子どもでも大人でも、みな個性と価値観があります。
成長のスピードも違いますし、得意なことも違います。また、大事にしている価値観もそれぞれ。だから、比較しようにも基準がないのです。
他者と比較するのではなく、自分自身の過去と比較して成長をみることが大切です。
・「今」を大事にする
「今」に集中することが大事です。
今取り組んでいることにだけ集中していると、結果や他者のことが気にならなくなります。
逆に「今」を大事にできないと、他者と比較したり、結果にとらわれてしまい人生を楽しむことができません。
「今」の積み重ねでしか未来は作られないのです。
・日々の小さな幸せに感謝する
日々の子どもとの日常の中に、小さな幸せを見つけて、そこに感謝の気持ちを持つことが比較することを忘れさせてくれます。
たとえば、子どもが新しい言葉を覚えたり、一緒に美味しいおやつを食べたり、晴れて風が気持ち良かったり。
いつもは気にも留めないような些細なことにも目を向けてみると、幸せは意外と身近なところにたくさんあることに気がつきます。
小さな幸せがたくさん見つかると、大きな幸せにつながりますね。
まとめ
充実した生活を送るためには、今ここにいる自分や子どもを大事にすることだけなのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の記事は6月28日(金)に掲載予定です。