溺愛タイプとサバサバタイプ 志向の違う親子の関わり方は? |
最近、ラグビー日本代表や体操男子日本代表選手の活躍により、スポーツの話題で盛り上がっていますね!それと同時に活躍したアスリートの親にも注目が集まります。
今回は体操日本代表の内村航平選手とその母内村周子さんの母子関係を見ながら、志向タイプの違う親子の関わり方について考えてみました。
◆志向タイプが全く違う内村母子
内村航平選手は何事も自分1人で考えて進めていきたい独立心旺盛のサバサバ息子。i-colorでは自分志向というタイプです。『技だけでなく美しさも兼ね備えた演技』という彼なりの独自のこだわりを持って自分らしさを表現しようと意識しているそうです。
それに対して母周子さんは息子大好き溺愛ママ。息子のためなら人生の全てを捧げられると言えてしまうタイプです。i-colorでは人のために尽くす人志向タイプに多いようです。
世界選手権金メダル受賞後、周子さんが某TV番組のビデオレターで「お祝いに航平君の好物を作ってあげたいので何がいいですか?」というラブラブなコメントを送ったのですが、航平選手は「嫁の作ってくれたものがいいです」とあっさり一蹴していました(^_^;)
航平選手はもう26歳で奥様もお子さんもいます。彼の対応は、同じ自分志向タイプの私から見れば全くもって同感ですが、周子さんと同じタイプのママから見ると「ひどい!冷た過ぎる!」と感じるでしょう。周子さんのような志向タイプの母親は子どもが幾つになってもお世話してあげたい=いつまでも子どもに自分を必要として欲しいと考える傾向が強いようです。
◆違うタイプの子どもとの関わり方
では自分とは違う志向の子どもとぶつかり合わずに過ごすにはどうすれば良いでしょうか。
ポイントは3つあります。
①子どもの価値観や大切にしているものは自分とは違う事を受け入れる
特に母親は「私から産まれたのだから話せばきっとわかってくれる」と思いがちです。しかし近年の調査によると、子どもの脳の基本となる部分は産まれてくる前に形成され、それが産まれた後の外的環境で大きく変わる事はないそうです。同じように育てても兄弟で考え方が違うのはそのためでしょう。
子どもは自分と違う価値観を持った一個人だと捉え、親の考えを押しつけないようにしましょう。
②子どもの価値観や特性を感じ取る努力をする
そして、お子さんが自分と違うタイプだと感じた場合
☆子どもは何を大切にして行動しているのか
☆自分にはない子どもの優れた点はどこなのか
を理解するべく、お子さんとのコミュニケーションの中でこれらを感じ取るように意識してみましょう。例えば、
☆人志向タイプなら→お友達を気遣った行動ができる・チームワークを大切にする
☆自分志向タイプなら→目標に向けて地道な努力ができる・他人に流されない芯の強さがある
☆展開志向タイプなら→話を理解するのが早い・言葉にしなくても人の気持ちを察する事ができる
等、多種多様にあるでしょう。
③その優れた点を褒めて伸ばす
そして我が子の優れた点を発見したら、その場で言葉にして本人に伝えましょう。
「お母さんはそんな事出来ないな~すごいね!!」と、その行動が他の人には出来ない=自分の伸ばすべき個性だと気づかせてあげるのです。
あなたのお子さんにはどんな特性がありますか?
◆我が家の母子の関係性
ちなみに我が家の場合、私は内村航平選手と同じ、1人で我が道を行くサバサバ自分志向タイプ。娘は、周子さんと同じくいつも家族や親友と共に過ごしたい甘えん坊人志向タイプ。母子の関係性は内村母子と真逆です。このパターンの場合もお互いの言動で食い違う場面は多々あります。
母親である私は「1日も早く子どもを1人前に育て上げよう」という意識が強いため、あまり甘やかす事はしません。しかし人志向タイプの娘は、ちょっと疲れたり嫌な事があるとすぐ私にくっついて来ます。サバサバタイプの私は子どもとベッタリするのは苦手ですが、娘がスキンシップから心の充電をしているとわかってからは、本人が満足するまでハグしています(^^)
そしていつも人の気持ちを考えながら行動している娘は、物語文を書くと私には到底書けないような微妙な心の動きを上手く表現しています。そんな文章を見せられた時は、思い切り笑顔で褒めてハグのご褒美をあげています♡
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「元々価値観が違うのだ」と意識するだけで、自分とは違う子どもの言動にイライラしなくなりますよ♪ 是非今日から上記3つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか?