自分に還る最初のステップ ターコイズの心の声を聴く |
こんにちは。心理・カラー&フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。
朝晩が冷えるようになりました。今回、取り上げるのは、ターコイズ。
夏の海の色のようですが、冷たさを持つこの色は、今の季節につながるように感じます。
さて、ターコイズの色は、ちょっと緑がかった青。この色を好きな人は多いようです。
ターコイズを見ていると、白い砂浜に寝そべってターコイズ色の海を眺めてのんびりしたい、
イルカと泳ぎたい、など、解放されて、のびのびするようなイメージをする人が多いです。
自由でいたいというのは、ターコイズの色にある意味です。
水色のターコイズは、水のように形に収まらず、流動的に動く印象です。
そんなことも手伝ってか、創造性豊かなインスピレーションを促す色でもあり、
アーティストは、確かにこの色にひきつけられる傾向があります。
そう、感動や感情を表現する色として、カラーセラピーでは捉えます。
それは、一方で、感情を表現できない人にとっても、気になる色です。
感情を表現しないのは、一見、クールに見えますが、自分の感情を表現しないことで
無理をしていることがあります。
そして、感情を表するのを抑えているうちに、自分自身が何を感じているのか
わからなくなってしまうことも…。同時に創造性も抑えこんでいます。
もし、思いあたることがあれば、それはあなたに感情も感動も、ないわけではなく、
創造性がないわけでもありません。
外に表現されたがっている感情が、あるいは表現したいものが
滞っているだけなのです。
こころの奥で表現したい自分がいることに気付いてあげてください。
一方で、あるインドの聖者が、瞑想しながら、「私は誰か?」と自分自身の胸の内に問いかけたこととターコイズが関係するとか。そして、彼は、悟りを開いたのだそう。
ターコイズは、自分が何者か、問う色でもあるのです。
自分の心に正直に生きたい思いがある時、この色に惹きつけられる人がいます。
ターコイズは、青に少し黄色が入った色。
以前、青でお伝えしたように、青は人生のプロセスを信頼して、ただ、ゆだねるだけでいいのですが、黄色は「私はどうしたいの?」とあなたの意思を自分に問うています。
それで、ターコイズは、「私は誰なの?」という問いかけになるのです。
あなたはいかがでしょう?
「私って、本当は何をする人なのだろう…」
「このまま、会社と家の往復で、一生を終えるのだろうか。」
「結婚して、それなりに幸せだけれど、このまま家事と子供の世話に追われて、一生終えるのだろうか。」
「私の人生は、これでいいの?ほかに何かするべきことがあるのでは?」
そんなことを思ったことがありませんか。
そんな時こそ、ハートの奥であなたに小さな声がささやいているのです。
「私は、どうしたいの?」と。
だからこそ、ターコイズは、「どう生きるのか、その人生はあなたが選んだものでしょう?」と問うてきます。その問いに耳を傾けていますか。
さて、あなたの答えは?
もし、今のままを続けていて、それが幸せなら、それもあなたが選んだ結果。
「毎日が虚しくて、こんなはずでは…」と思っていても、それはあなたがどこかでそれを選んだのです。
でも、選びなおすことはできます。あなたのハートが反応した以上、それを変える可能性はあるのです。
ターコイズにある「自由」の意味。それは、自分で人生を選んだ以上、リスクも含めて引き受ける代わりに自由になれるのです。
でも、人生をどう選んでいいのかわからない?
水は、高いところから低いところに流れながら、出口を探します。だから、必ず道はみつかります。
水の色のターコイズは、柔軟な対応を許してくれるのですから。
あなたにとって最高の創造作品、あなたの人生を楽しんで創ってくださいね。