「短歌って575のやつですよね?」 |
みなさん、こんにちは。
短歌好きなので、なんとなく、
短歌は日本人に浸透していると思いこんでしまいがちです。
そんな思いこみゆえの短歌あるある。ご紹介します。
短歌あるあるⅠ「短歌って575のやつですよね?」
短歌好きです。
短歌詠んでます。
そんな話をすると、このセリフをものすごく笑顔で言ってくださる方が、
思ったよりたくさんいます。
答えはNoなんですけど、その笑顔に真顔で、
「違います」
と返すわけにもいかず、よくオタオタしますw
以前は、「57577です!」バシ!!
って言ってた時期もあるんですが、
怖がられて興味を持ってくれなくなってしまうので、
「あ~そうそう575で、そのあとに77です~」
とかうまいこと言えるように少しずつなってきました。
そう、短歌は57577の計31文字の定型詩ですよ、みなさん!
短歌あるあるⅡ 俳句と川柳に話題をもっていかれる
「え、じゃあ575ってなんだっけ?あ、俳句かあ~。へ~川柳も?」
「うーんと、じゃあ俳句と川柳はどう違うの?」
と、そんな会話にどうしてもなるので、
「えっとね~」と、俳句と川柳の違いについてうにゃうにゃと話します。
「へ~なるほど~!そうなんだ~!すご~い!奥が深いね、俳句と川柳!」
The End
ということがとても多い。涙。
短歌も奥が深いんですよ、みなさん!
短歌あるあるⅢ 愛あるフォローが、より切なさを増す
「まあまあ十詩子、でもすごいじゃん。季語とか入れるんでしょ?短歌って。」
・・・・・短歌は季語いらないもん。
「あ、そっかそっか、ごめん!わかった!じゃあ十詩子の短歌聞きたい!
ここで一句!!どうぞ!」
・・・・短歌は一首だもん。
すねる。
というわけで、短歌はみんな知ってるもんだっていう思い込みを捨てるところから、
私の歌人の道は開けていくような気がしておりますのでした。
そして、こんなふうに書きましたが、こんなやりとりを心から愛していて、
私のすねる回数がどんどん増えて、短歌が広まればいいなって心から思っています。
十詩子