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鈴木 良子 コラムニスト YOSHIKO SUZUKI すぐに「私って世界一不幸」と思うネガティブ思考の持ち主であったが、妊娠を機に一転「世界一の幸せ者」に転向。息子と二人、てんやわんやの毎日だが、心は「華麗なる二人家族」を目指そうと日々奮闘している。 |
2009年11月11日、私が世界一幸せ者になった日 |
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「一人で育ててるんでしょ?大変ねぇ、えらいねぇ」 私はシングルマザーで、3歳半の息子と二人暮らし。シングルマザーといっても「離婚」ではなく「未婚」で出産した。妊娠がわかった途端に結婚に怖気づいた男に逃げられたとか、妻子ある男性との間に子どもができて結婚できず仕方なく未婚とか、そういうわけではなく、自ら「シングルマザー志望」でなった、いわば夢を叶えた「未婚の母」なのであーる。 なぜシングルマザー志望だったのか。それは結婚したくなかったから。 結婚がめんどうになってしまった理由は追々詳しく話すこととして、今日は妊娠の話。 「その日」は突然やってきた。 秋も深まった11月、仕事もずっと忙しくて会社や業務への不満がMAXになっていた。先が見えない忙しさが「アタシの人生、まったくうまくいかない!」と世界一の不孝者感を醸成してしまい、同僚としみったれた居酒屋で日本酒大徳利5本を空け、翌日は二日酔いで会社をズル休み…。夕方になっても吐き気がおさまらず、自宅のトイレで検査薬を試したらまさかの陽性反応!吐き気はどこへやら、狭いトイレでガッツポーズをとり、小躍りした。嬉しすぎて、たしかクルクルとその場で2回転くらいしたと思う。 あの検査薬の小さな小窓に現れた陽性マークは、私を世界一の幸せ者にしてくれたのだ。 私は元来かなりの心配性なのだが、不思議なことに子どもを生んで育てていくことに関しては、あまりくよくよ悩まなかった。頭のどこかに「さてこれからどうしよう?」という気持ちは確かにあったけど、心配というより逆に「無敵」になれたような気がしていて、常に「なんとかなる」という気持ちが強くなっていった。 そんな気持ちになれたのは、夢を叶える階段を昇り始めたからなのか、私の中の母性が目ざめて子どもを守ろうとしたのかはわからないけど、とにかく、キノコを食べて無敵になったスーパーマリオの気分だったのだ。
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鈴木 良子 華麗なる二人家族~シングルマザーの楽しい毎日~ コラム一覧>> |
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妊娠報告 |
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2009年11月11日、私が世界一幸せ者になった日 |
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子どもを産むことへのネガ② |
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アグネス・チョウ(周庭)の香港便り〜いまの気持ち 2020〜 | |
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周 庭 学生 香港在住 |
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夢の謎を解いてみよう | |
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吉田 美智子 ユング派心理臨床家・… はこにわサロン東京 |
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人生の折り返し地点 まだ?もう? | |
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吉田 美智子 ユング派心理臨床家・… はこにわサロン東京 |