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鈴木 良子 コラムニスト YOSHIKO SUZUKI
すぐに「私って世界一不幸」と思うネガティブ思考の持ち主であったが、妊娠を機に一転「世界一の幸せ者」に転向。息子と二人、てんやわんやの毎日だが、心は「華麗なる二人家族」を目指そうと日々奮闘している。
華麗なる二人家族~シングルマザーの楽しい毎日~ ライフスタイル 2013-12-12
2009年11月11日、私が世界一幸せ者になった日

「一人で育ててるんでしょ?大変ねぇ、えらいねぇ」
と言葉では褒めながら気の毒そうに言われることがよくある。そういわれた時は「はは、いえいえ…」と笑顔で答えることにしているが、心の中ではくっきりはっきり回答している。
「いえいえ、全然大変じゃありませんわ。むしろ楽ちんで、二人で楽しく暮らしてますの。オホホホ」と声高に笑っている。

私はシングルマザーで、3歳半の息子と二人暮らし。シングルマザーといっても「離婚」ではなく「未婚」で出産した。妊娠がわかった途端に結婚に怖気づいた男に逃げられたとか、妻子ある男性との間に子どもができて結婚できず仕方なく未婚とか、そういうわけではなく、自ら「シングルマザー志望」でなった、いわば夢を叶えた「未婚の母」なのであーる。

なぜシングルマザー志望だったのか。それは結婚したくなかったから。
じゃあなんで結婚したくないのかと言うと、夫婦別姓とか、家柄がどうたらとか、そういう理由ではなく、ただ「めんどくさかった」から。

結婚がめんどうになってしまった理由は追々詳しく話すこととして、今日は妊娠の話。
妊娠するまで約4年間、「シングルマザー志望」であることは相手の男性にももちろん友達にも誰にも言わず、虎視眈々と妊娠のチャンスを狙っていた。こう書くと「とんでもない女だな」と思われそうだが、どう思われようと私は子どもを生んで育ててみたかった、このまま哺乳類ヒト科のメスとして子孫を残さず一生を終えるのはとてももったいない気がしていて、できることなら生んで育ててみたいと思ったのである。

「その日」は突然やってきた。

秋も深まった11月、仕事もずっと忙しくて会社や業務への不満がMAXになっていた。先が見えない忙しさが「アタシの人生、まったくうまくいかない!」と世界一の不孝者感を醸成してしまい、同僚としみったれた居酒屋で日本酒大徳利5本を空け、翌日は二日酔いで会社をズル休み…。夕方になっても吐き気がおさまらず、自宅のトイレで検査薬を試したらまさかの陽性反応!吐き気はどこへやら、狭いトイレでガッツポーズをとり、小躍りした。嬉しすぎて、たしかクルクルとその場で2回転くらいしたと思う。

あの検査薬の小さな小窓に現れた陽性マークは、私を世界一の幸せ者にしてくれたのだ。

私は元来かなりの心配性なのだが、不思議なことに子どもを生んで育てていくことに関しては、あまりくよくよ悩まなかった。頭のどこかに「さてこれからどうしよう?」という気持ちは確かにあったけど、心配というより逆に「無敵」になれたような気がしていて、常に「なんとかなる」という気持ちが強くなっていった。

そんな気持ちになれたのは、夢を叶える階段を昇り始めたからなのか、私の中の母性が目ざめて子どもを守ろうとしたのかはわからないけど、とにかく、キノコを食べて無敵になったスーパーマリオの気分だったのだ。
2009年11月11日、私が世界一幸せ者になった日。この日から私の楽しい幸せな毎日が始まった。

 

 


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