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井上 理佳 マインドアップコーチ 井上理佳
私たちは何歳からでも新しいことを始められますし、自分を変えることができます!いくつになっても好奇心を持ってチャレンジしていたい女性に向けて、人生を豊かにしていくヒントをお届けします。
自分史上最高の私になるヒント 自己啓発 2023-08-16
「すみません」より「ありがとう」と言った方がいい3つの理由

こんにちは。井上理佳です。

8月中旬ということで、子どもたちは夏休みですし、仕事をしている方の多くもお盆をはさんでお休みされていると思います。

今回は、いつも以上にいろいろな人と交流するこの時期によく使うであろう「ありがとう」という言葉を取り上げます。

 

さて、「すみません」も「ありがとう」もどちらの言葉も日常でよく使いますね。

たとえば、

  • 仕事で同僚や後輩が手伝いをしてくれたとき
  • 体調を崩して家族が看病や家事をしてくれたとき
  • 狭い道で「お先にどうぞ」と道を譲ってもらったとき
  • 親切な人に券売機でチケットの買い方を教えてもらったとき
  • 自分の手の届かない高いところにあるものを取ってもらったとき

このような場面であなたはどんな言葉を相手に返していますか?

もしかすると、本当は私がやるべきなのに申し訳ないという気持ちが先立って「すみません」「ごめんね」と謝罪の言葉を返しているかもしれませんね。

実は、数年前までの私はとっさに「すみません」と返していました。

そんな私ですが、竹田和平さん(たまごボーロを作った竹田本社株式会社の前社長であり、日本一の投資家としても有名)のご著書「けっきょく、お金は幻です。」を読んでから、「すみません」を「ありがとう」に変えました。

こちらの本の中で、本当は「すみません」と謝罪をしなければいけない場面だったのに、口癖で「ありがとう」「ありがとう」と言ってしまったことで、相手も自分もにっこり笑顔になったという竹田さんご自身のエピソードが書かれていました。

これは、

私たちは感謝の言葉に対して、反射的に「嬉しい!」などの前向きな心の反応をする

からだそうです。

感謝の言葉「ありがとう」は、私たちの心と健康に素晴らしい影響をもたらすということなのだと思います。

そこで、こちらの記事では、「すみません」より「ありがとう」と言った方がいい3つの理由についてお伝えしていきますね。

 

「すみません」より「ありがとう」がいい理由①お互いに自己肯定感が高まる

「ありがとう」という言葉には、心理学的観点から見ても驚くほどの力が宿っています。

たとえば、助けてもらって「ありがとう」とお礼を言う方は

  • 素晴らしい仲間に恵まれている
  • 今度は自分が助けることで感謝の気持ちを伝えよう
  • (コンビニやカフェで)毎日、笑顔で接客してもらえて気持ちがいい

と幸せな気持ちになります。

一方で、感謝された方も

  • お手伝いしてよかったなぁ
  • うまくいって自分のことのように嬉しい
  • (相手の)笑顔が見られてとてもいい気持ちになった

など自分が誰かの役に立てたことで充実感や満足感があったり、「いいことをしたなぁ」と自分をもっと好きになることができます。

感謝をする方もされる方も双方の自己肯定感が高まりますし、自分自身に対するポジティブな評価が増します。

 

「すみません」より「ありがとう」がいい理由②幸せな気持ちになって、喜びや安心感が高まる

相手に「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、安心を感じたり、幸せで心地よいリラックスした状態に導かれると言われています。

それは、感謝を伝えることで、脳内の血流が上がり「幸福ホルモン」として知られるセロトニンが分泌されるため、気分が高揚して心地良くなるからだそうです。

また、日常的に感謝を繰り返し実践していくことで、脳の神経回路が少しずつ変化していき、ポジティブ思考が習慣化され、嬉しい!幸せ!ワクワクする!といったプラスの感情が起こりやすくなります。

それだけでなく、プレッシャーやストレスを感じる場面でも、

  • どうせ最後はうまくいく
  • はじめはできなくて当たり前
  • 諦めなければきっと結果を出せる

など

前向きに考えられるようになるので、不安な状況を乗り越えることができる

ようになります。

こうなるためにも、日頃から目の前の当たり前に感謝することが大切です。

たとえば、

  • 助け合える家族がいること
  • 朝、健康に目覚められること
  • ご飯を美味しく食べられること
  • 夢や未来を語り合える仲間がいること
  • 夜には快適で安心安全に寝られる環境があること

など日常の中にある「ありがたい存在」一つひとつに感謝の気持ちを持つことがとても大切だと思います。

 

「すみません」より「ありがとう」がいい理由③人間関係が良くなる

冒頭の竹田和平さんのエピソードにもあったように、「ありがとう」と言ってトラブルになることはあまりないのではないかと私は感じています。

「すみません」と謝罪することも大切ですが、本当に自分に非がある場面で適度に使いたいですね。

本当は悪くないのに、その場を丸く収めるために自分が謝ればいいと自己犠牲的に謝ってしまうことで、表面上は解決しているかのようでも、根っこではギクシャクした状態を引きずってしまうこともあるので、気をつけたいです。

一方で、「ありがとう」という言葉は日常でも気軽に使える場面が多く、コミュニケーションを円滑にします。

それだけでなく、

  • 相手との間に共感が生まれる
  • 相手に敬意を感じると同時に、謙虚な気持ちになれる
  • 自己中心的な思考を取り除き、相手を理解する助けとなる
  • 相手との間にある壁を取り払って、お互いに協力し合える

など

信頼関係を強固なものにし、人間関係のつながりを強化

します。

今あるご縁にこそ「ありがとう」を伝えていきたいですね。

 

おわりに

いかがでしたか。

「ありがとう」は万国共通でみんなが笑顔になれる魔法の言葉だと私は思っています。

感謝の気持ちを持つだけで、幸せが満ちあふれてきますね。

そして、自分が当事者でなかったとしても、「ありがとう」が交わされている場面を目にするだけで心がほっこり温かくなるものです。

すぐそばにいる人、目の前のやるべき仕事、これまでのすべての経験、自分の生活を彩ってくれているものたちに積極的に笑顔で「ありがとう」を伝えていきましょうね。

 

それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

また来月お会いしましょうね。


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