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■ ADV(アドボカシー)な人々 #05


GEM Partners株式会社 梅津 文「いまのきもち」 vol.5

谷本氏: 今シニアの方も結構映画を観ていらっしゃいますよね。

梅津氏: 50、60代で映画鑑賞者の30%ぐらいになります。一年に6本以上みるようなヘビー層の中では50代男性が一番映画多いです。

谷本氏: 50代男性なんですか。

梅津氏: 夫婦50割引もありますから。60代も多いですし、最近は70代も結構な参加率だったりするので、シニア層は映画ビジネスにとって大事な存在です。20年前と比べて今のシニアは考え方も歩く速さといった身体能力が10歳も若いんですって。刺激的なものを求めてアクティブな方が多いので、まだまだ開拓できる層かなと思います。

片岡氏: ユーミンがもう還暦ですからね。こないだユーミンの還暦祝いがあったよって関係者に聞いて「はぁ?」ってビックリしちゃった(笑)。ユーミンのお母さんの還暦祝いかと思いましたよ(笑)。元気ですよね、あの世代の方々って。

梅津氏: かつては若者のメディアというイメージが強かった映画ですが、シニア層はもっと開拓できる余地があると思います。例えば高倉健さん主演の『あなたへ』は大ヒットでしたが、70代の方が相当観に行ったと思います。そうじゃないと計算が合わない。

片岡氏: 70代以上も元気な方が多いですよね。僕は産経新聞世代と呼んでます。

谷本氏: なぜですか?

片岡氏: いわゆる「朝日新聞的なるもの」って、よくネットなどではバッシングされていますけど、発想というか切り口がまさに戦後の団塊世代というか。(笑)それよりも前の大正・明治生まれだと、朝日というより発想が産経新聞的な方が多いイメージがあります。今の20代って70代以上の方と、意外と感性が近いんじゃないかなと。
ネット右翼と呼ばれてる若い世代は、少数かもしれませんし、紙で産経新聞は読まないかもしれませんが、ネットニュース等ではアクセスできるから。そう考えると、良い悪いは別にして、70代と20代の若者は「仲良く」はできるんじゃないかな。例えば石原慎太郎さんと20代の子たちって、結構話しが合うんじゃないかなと(笑)

戦後生まれの「カタカナ左翼」と言われている学生運動の世代と、45年生まれぐらいのバブル世代はその間に入っちゃって。若い世代が明治生まれ的な年功序列や終身雇用が好きだったり。まあキチっとして礼儀正しくみたいな。上の方ほどバブル世代的ないい加減な・・(笑)

梅津氏: 世代論って楽しいですよね。私は噂のロスジェネなんで(笑)

片岡氏: さらにその間なんだ(笑)

梅津氏: ギリギリロスジェネです。就職の時がちょうど失われた10年の入り口で。バブル世代の先輩たちはあんなにいい思いして何なんだ、という感じ(笑)

片岡氏: 映画でいうとそれこそユーミンの『私をスキーに連れてって』の世界ですしね(笑)。よくも悪くも。元気はいいけどあんまり深さはない(笑)

谷本氏: 私もロスジェネです。一応(笑)

梅津氏: 社会にウェルカムされていた世代って全然違いますよね。自分で好き勝手に生きていくわ、みたいになってるし。

片岡氏: どこでも就職できるって感じでしたからね。

梅津氏: 私の世代だと社会が受け入れてくれないから、やっぱり親の存在ってすごい大きいと思うんですよ。親にプログラミングされてる感じを今になってすごく感じるというか。さすがにもう独り立ちしてる気分なのに、親はいつまでも子供の感覚。そこになんかカチっとはまってしまう自分もいて。バブル世代の人たちはもっとうまく親と距離を持っている気がするんですよね。
片岡氏: ロスジェネの人は反抗期が無かったという人が多いですよね。

梅津氏: あ、ないです、ないです。

片岡氏: 特に女の子がお母さんとずっと仲良くて。ずっと一緒に住んでる人って結構いますよね。

梅津氏: 仲が良いというか変に近いというか。変な呪縛も感じます(笑)。

谷本氏: ありますね(笑)

片岡氏: バブル世代は良くも悪くもすぐ親元を出ちゃう。就職すると例えワンルームでも都会に出ていくとか。親は近くに住んでいるけど一人で住んでいるとか。恋人とデートしてスキーなりなんなり・・ホント、恋人はサンタクロースの世界ですよ(笑)

谷本氏: いいですよね(笑)。

梅津氏: バブル世代の人たちってほんと、なんかいい思いしてるなって感じですよね。

片岡氏: 今は大変みたいですけどね。会社にポストがなくて(笑)。

梅津氏: 彼らはそれでもしたたかに生き延びてしまう気がするんですよね。ロスジェネの下の世代もITネイティブで今の価値観にフィットしているし。

片岡氏: ノマド的なるもの(笑)

梅津氏: ロスジェネってかわいそうですよね。まあいいや(笑)

片岡氏: ほんとピンポイントですよね(笑)30代前半の方というのは。
梅津氏: 「婚活の時代」を書かれた先生とお話しててなるほどなと思ったんですけど、バブル世代はブランド物とか高い物を買うことがカッコいい時代で、それができた。でも私たちって、そういう人たちを見ているから憧れや欲もあるけどできない。下の世代になるとそれを見ていないから欲すらない。ある意味幸せ(笑)

片岡氏: 知らない幸せ(笑)

梅津氏: 贅沢するのを見てしまった不幸みたいな(笑)。だから消費行動が違うんです。

片岡氏: 映画を語る上では世代観って大きいですよね。コンテンツで全部の世代を取るって無理じゃないですか。紅白歌合戦とかオリンピック中継なら別ですけど。だからルパン三世とコナン。うちの息子は文句たらたらでしたけどね。「あの組み合わせはありえない。」とか言って。

梅津氏: 大ヒットでしたけどね。

片岡氏: お父さんのルパン世代と子どものコナン世代。全取りしようとするとああなる。昔は「東映まんがまつり」というと、ドラえもんと何かで2本立てとかでやってたけど、今は一つのコンテンツにキャラクターが混在しちゃうから、単純にすごいな、いろいろ工夫してるなっていうのはありますけど。


 


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