自分に還る最初のステップ ロイヤルブルーの心の声を聴く |
2015年、明けましておめでとうございます!
心理・カラー&フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。
新しい年をどんな風にスタートさせましたか。
今回はロイヤルブルーを取り上げることにしました。
この色には、夜空のイメージを重ねる人が少なくありません。
冬至を過ぎたとはいえ、まだまだ夜が長いこの時期、
少しこの色に思いを寄せてみるのも悪くないのではないでしょうか。
今の時期は山羊座ですが、山羊座は、色ならロイヤルブルーだそうです。
夜空には星が見えます。この冬の時期は、とりわけ空気が澄んで、
星の瞬きも一段と美しく見えます。
でも、この星も昼間は見えていません。まるで隠されていたかのように。
日が落ちてロイヤルブルーの夜空にして初めて輝きを見せるのです。
そんなことから、この世にはみえるものばかりが存在するのではないのかも?
というちょっと神秘的な側面に私たちを誘う色でもあります。
さて、このロイヤルブルーは、体の部位では、眉間のあたりでは?と考えられています。
眉間のあたりから顔は、感覚器官が集まっているところだといえますね。
目、耳、鼻、口… というように、それぞれの感覚器官が際立つ印象です。
感覚器官って何のためにあるのでしょう?
動物としての人間が、危険を知ったり命を維持するための情報を得るためでしょう。
外界の情報を自分の内面の世界にもたらす機能だと言えます。
だから、感覚器官は自分を外とのつながりを作る役割を果たします。
ロイヤルブルーを3原色で見ると、青が2/3、赤が1/3です。
以前青の心の声で書いたように、青はYes!と言って、受け入れる色です。
ここでは、情報を受け入れることとつながります。
そして、赤は、少し離れて客観的に見ることにつながります。
だから、ロイヤルブルーは、外の情報をうけいれつつも、少しそれを離れたところから、
眺めているような印象になります。
それが外と自分を関係づける情報を 直感的に選別しながら、先を見る感じ。
情報によってあわてることもなく、直感とはいえ、理知的に処理されていくような感覚です。
だからこそ、先見の明を見出すような人もいます。
一方で離れてみることが、距離を取り過ぎると、孤立した感覚になります。
それでは、外の世界とつながることもできず、また現実から逃げることにつながります。
ロイヤルブルーに高貴な印象を持つ人もいるでしょう。
理想が高い人もこのロイヤルブルーに惹かれることがあります。
しかし、理想の世界にいて現実から逃避していることがあります。
でも、少しでも外に目を向けようとすると、私達人間にとって、
感覚を通じてもっと私達を豊かにする機能でもあります。
美しいものを見たり聞いたり、おいしいものを味わったり…
世界は美しい、そんなことに気付かせてくれる色なのです。感覚を通して自分と外の世界のつながりができます。その時、自分の中で何が起こっているでしょうか。
そこに感じているもの、その世界は、おそらくあなた独自のもの。もし、誰かが側にいて、見ている世界を互いに語ることができたら、それに気づくでしょう。
なぜなら、同じ場にいて見て聞いても、そこで捉えていることは、何かが違うはずです。ある花が「美しい」と思った時、あなたは、その美しさに「はかなさ」を感じるかもしれません。別の人は、「見ていたら、なんだか悲しいの」と言うかもしれません。
その違いに気付く時、人と自分は同じものを見ても、違うものを捉えているのだと気付けるはず。そこに気付けば、あなた独自の感覚に意識的になれます。あなた自身が作られていきます。
さて、この一年、あなたはどんな世界を見ていくのでしょうか。あるいは聴いていくのでしょうか。
そして、あなたの中の何を喚起させるのでしょうか。
サバイバルを超えたところにあるあなた独自の豊かな世界を創るサポートをする色。
ロイヤルブルーはそんな色とは言えないでしょうか。