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賀陽 輝代 ライフスタイルコーディネーター ワールド・チルドレンズ・ファンド・ジャパン 人生は泣いても笑っても一度きり。 たった一度だからこそ、自由に、楽しく、かつエレガントに、自分の人生をクリエイトされてはどうでしょうか。 |
宇宙と自分 |
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今までの生きる道すがら突然いくつかの思いがけない不幸が自分の身に振りかかった時、何とかその苦しさから逃れようと必死にもがきながら、ひたすら神を恨んだりした日もありました。 私が現在こうして生きているのは私の力によるものではなく、「私」を生かし続けてくれている「宇宙」という大きな存在であるという事に改めて気づいた時、いつの日からか自分を中心としてではなく、宇宙を基軸に物事を見つめる世界観が生まれてきたような気がします。 要するに物事はすべて考えようで、戦い、苦しみぬいた後に自分で自分を納得させられる「落としどころ」を見るけると心の中で起きる葛藤からいつしか開放され、どっしりとした魂の平穏(Peaceful Mind)を手に入れる術を見つける事ができるようになります。 でも間違えてはいけないのは、若者の特権である「野心」も「達成感」も持たず、真摯に戦い、もがき、苦しむことを避けて通る安易な人生の先には自らの傷をやさしく癒してくれる、キラキラと光る「心の平穏」という媚薬はないと言う事です。先に待ち受けているのはただ妙に「のっぺり」とした、暗い澱んだ倦怠感だけで、そんな人生、妙に物寂しい話ではないかと思いますが、、、、、、、。 いずれは日本の社会を背負って立つ若者には仕事をするにも、恋をするにも「木刀」でしか勝負できないような姑息で要領の良い人間にはなって欲しくないと思います。傷つく事を恐れず、年齢にかかわらず、損得を二の次にして一つの物事に「真剣」に取り組む戦士は、男性ならばその皺の数と比例して後姿が実にセクシーで恰好良く、そして女性ならば、私はハンサム・ウーマンという称号を与えてエールを送りたいと思います。 「青年よ大志を抱け」と言う言葉が殆ど死後になってしまったような現在の平和ぼけ日本社会の中で、教師達をはじめ、子供を持つ親や世間の良識ある大人達は、現在の平均画一化された教育制度に対し、真摯な苦言を呈するべきだと思わずにはいられない昨今の日本の現状ではあります。 さて、「宇宙と私」の定義の枠を少し広げて「宇宙と生き物」という観点から人間を見つめてみますと、私達人間は何と勝手で、我儘な生き物だろうと思わずにはいられません。まるで地球は人間だけの為に創られた安住の地であるかの如く、不必要に動物を捕獲、虐待し、同じ地球上に生息する命を粗末に扱っているのを見るのはとても悲しい事だと思います。 日本の教育の中ではよく親が子供に注意する時にまるで慣用句のように使う「他人に迷惑をかけないように」と言う言葉があります。でも、抽象的であいまいな意味合いを持つこの注意を果たして子供達は本当に理解しているのでしょうか? 1.「命を思いやる。」優しさ 2.「弱者をいたわる」優しさ 3.「自主性」と「個性」を重んじる大切さ。 結果的に人生は表裏一体、プラス、マイナス5分5分、「逢うは別れの始まり」と言いますが、悲しい別れがあっても、その後には別れたからこそ訪れる新しい出会いがある訳です。そんな風に角度を変えて前向きに物事を見つめて行けば、そのポジディブなエネルギーがきっと貴方に道先案内の明りを見出してくれるのだと思います。 めまぐるしく進歩する科学の中で、月に旅行する事も夢ではなくなるという21世紀。今まで科学と神(自然)の領域に厳然として存在していた生命に対する「聖域」という境界線がじょじょになくなって来ている、そんな中でこれからこの地球という名の惑星上に生きて行く私たちは、改めて、一人一人が「宇宙と自分」という関係を見つめ直し、生命の起源を問いかけて行く必要があると思います。 |
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アグネス・チョウ(周庭)の香港便り〜いまの気持ち 2020〜 | |
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周 庭 学生 香港在住 |
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吉田 美智子 ユング派心理臨床家・… はこにわサロン東京 |
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吉田 美智子 ユング派心理臨床家・… はこにわサロン東京 |