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河野 真杞 スポーツキッズコミュニケーター i-colorカウンセラー 子どもが生まれ持った素質は十人十色。親とは違うわが子の素質や志向タイプを見つけ、最適なコミュニケーション方法で子どものやる気と個性を伸ばしていきましょう。違いに気づくと親子関係がより快適になりますよ♪ |
眠れる遺伝子スイッチをONにするには |
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9月に入りすっかり秋らしくなりましたね。 このタイミングで『SWITCH』という映画上映会をお手伝いする機会を得ました。遺伝子界の権威である村上和雄博士のお話をメインに、遺伝子スイッチをONにして生きている方々の姿を追ったドキュメンタリー映画です。 人間の膨大な遺伝子のうち、実際に使われているのはわずか2%程度で、残りの遺伝子を活用できていない人達がほとんどなのだそうです。そこで今日は遺伝子に関わる話題の中から、お子さんのやる気スイッチに繋がるポイントを幾つかご紹介します。 【感情は連鎖する】 人間(霊長類)にはミラーニューロンという神経細胞があり、それは周りの人の喜怒哀楽を鏡(=ミラー)のように自身の感覚として受け止めてしまうそうなのです。 スポーツでもピンチになった途端チーム全体の流れが悪くなり、あれよあれよという間に逆転負けしてしまうシーンはよく見られます。周りの選手の焦っている気持ちをダイレクトに受け止めてしまうのはミラーニューロンが反応しているのでしょう。 このようなシーンでお子さんに「あなたまでミスしちゃダメじゃない!」なんて声かけをしていませんか?その時の親の怖い顔や残念そうな表情によりミラーニューロンが更にマイナスに働いてしまっては、子ども達が良いプレーなど出来るはずもないのです。こんな時こそ気持ちを立て直すべく安心できる声かけをしてあげてください。 【笑いとプラス思考が遺伝子スイッチをONにする】 最も気になるのは眠れる多くの遺伝子スイッチはどうすればONにできるのか?という点でしょう。幾つかの方法の中で私からオススメしたいのは『笑い』と『プラス思考』です。 医学の世界でも今『笑い』は注目されています。老人施設でお笑いを見せたり皆で笑顔になる活動を始めたところ、ご老人達の免疫力が上がり疾病率が下がったといいます。 そして遺伝子にも同様に笑いが影響するのです。今どんなに予想外の事が起こっても、それを悲観せず「どんな事でも楽しんじゃえ!」という楽観的な思考で受け止め、笑顔で真剣に取り組む。すると悲観的な時には反応しなかった遺伝子がONになりプラスの打開策が生まれるというのです。 この夏注目を集めた高校野球でも、ピンチでありながら笑顔で切り抜ける選手達が数多く見られました。彼らは自然にこの技を習得し新たな遺伝子スイッチをONにして多くのピンチを乗り越えて来たのでしょう。 【まとめ】 たとえ我が子が親の望み通りに出来なくても、何か大きな失敗をしても、私達はイライラしたり叱ったりせず「まだ我が子の新たな遺伝子スイッチがONになっていないだけ!」と捉えてみてください。そして気持ちをプラス方向に切り替えるアドバイスをした後は、手を出さずに見守っていましょう。すると子どもは親の予想以上に自力で問題を解決していけるのではないでしょうか。 |
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