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■ ADV(アドボカシー)な人々 #06


LIFE VIDEO株式会社 土屋 敏男「いまのきもち」 vol.1

「ADV(アドボカシー)な人びと」第6回目のゲストは、「Tプロデューサー」として知られる、日本テレビ編成局専門局長でありLIFE VIDEO株式会社代表取締役社長 土屋敏男氏です。現在手がけておられるLIFE VIDEOについて、今人や企業の想いを映像に残す意味と、その想いを引き出す土屋氏の考え方、さらに、あの番組がヒットした理由などを語っていただきました。

片岡氏:  昨年(2013年)8月にダカーポでインタビューさせていただいたので、その後のお話を中心に伺いたいたいと思います。まず明治座での欽ちゃんと一緒にビデオに映れる”LIFE VIDEO公演限定企画”の感触はいかがでしたか?
 
土屋氏: 最初は欽ちゃんの長年のファンの方たちが、この時代はこうだったよねと自分の写真と欽ちゃんの写真のカットバックにプラス、その二人が今日会えましたという想定で、一応20万円也という値段をつけさせていただいたんですが、欽ちゃん饅頭や欽太郎飴が並んでいるところで、申込金1万円で20万円というのはやっぱり無いんだよね。
 
そこで5万円で欽ちゃんの若い時の写真5枚プラス、欽ちゃんに会えるというものに途中から変更したんです。そうすると毎日5組、8組となって、千秋楽に向かって予約も入って。全部で50組くらいのお客さんが来たんじゃないかな。
 
これまでも、公演の合間に何人か連れていって楽屋の前で写真を撮るというサービスはあったらしいんだけど、映像を撮るというのはまだなかったみたいで。でも一般の人って存在しない商品をイメージすることってできないじゃないですか。一応、会場にモニター出してこんな感じですよって説明しても、「ホントに欽ちゃんに会えるの?」って感じで。(笑)
 
5万円というと女性だとそこそこ良いハンドバックや好きな洋服を買えたりするじゃないですか。それがコント55号からのファンだと、30年40年という想いが実際に欽ちゃんに会った瞬間に弾けるわけですよ。「ホントに会える日が来るなんて、思ってもみなかった」という。 涙が出てきたりしてもう、茫然自失になる(笑) なんだか訳のわからないことを言い出してしまう方とか(笑)
 
片岡氏&谷本氏:(笑)

土屋氏: その質問、今するの?という(笑)
 
片岡氏: 舞い上がっちゃってるんですね(笑)
 
土屋氏: 「この鞄はね、どこで買ったかというと」みたいな(笑) その話、今要らないだろ!って思うんだけど(笑) 欽ちゃんも人が良いから、「おおー、素敵な鞄ですねえ」なんて言ってるんだ(笑) それこそ昼と夜の公演の間の限られた時間の中だから、最初は1人5分くらいのつもりだったのが、「せっかく来てくれたのに、いろいろ話がありそうだから・・」って欽ちゃんは言うからどんどん長くなる。

やっぱり素人さんだか、どこまで行っても舞い上がってるんだけど(笑) もうちょっと、もうちょっとって、だいたい1人10分くらいになっていたね。その様子を全部ビデオに撮って、明治座の外観や欽ちゃんの若い時の写真を入れて、DVDにして発送するんだけど、皆さんもう「一生の宝物です」って言ってくれる。
 
片岡氏: 今まではご依頼を「待ち」だったのが、こちらからブース出すという画期的なところに反応があったんでしょうね。価格をどうするかという課題はありましたけど。
 
土屋氏: まあ一回やろうということだったんだけど、明治座さんも驚いているんですよ。今まで饅頭は売れていたけど。
 
片岡氏: (売上げが)何十倍にも(笑)

土屋氏: そう。なので、これからいろんな公演でやってみますかと。

片岡氏: 1ヶ月近くロングランでやっているものとか良いですね。今回は欽ちゃんの公演なので比較的、年配のお客さんが多かったと思うんですが。
 
土屋氏: ライブビデオは、60歳70歳くらいで自分の人生を大体過ごして来たな、やるだけのことをやってきたなという中で、一度振り返ってみて、どういう育てられ方をしてきたかとか、時代や事件がどうだったかとかを、インタビュアーと一緒に解き明かす、発見することが面白いと思うんですね。「ああ、あれはこういうことだったんだ」ということがわかるというね。やっぱり自分の人生って解っているようで、一番解っていないと思うんですよ。
 
片岡氏: 若い人にはいかがですか?
 
土屋氏: 先日ある32歳の会社経営者の人にどうしてもと頼まれたんだけど、32歳ってまあやっぱり自分が通って来た道じゃないですか。正直興味が持てなかったんですけど、せっかくだからなんとかできないかなと思って、なぜかいつも当日考えつくんですけど、10年後の42歳も撮ろうと約束して今の32歳を撮ろうと言ったんですよ。
 
32歳の自分はどう考えても、まだ「途中」ですよね。「この32年間、こんなことがあったから今僕はここにいます。そして向かっているのはこっちです、だから何年かかっても僕はこの目標をクリアしたいです。その目標を今思うのは、この32年間があるからなんです」という、現在地点を語ってもらう。そうすると僕も「ああそうなのか。行く末はどうなるんだろう」とすごく興味が持てる。

その方は政治家を志していると言うけれど、例えばアジアや隣国と今後どうやっていくのかというと、経済的な数値じゃなくて「愛と信頼」だと言うんですね。じゃあ「愛と信頼」で本当にこれから行けますか。尖閣の問題といったものがありますが、それって「愛と信頼」で解決できますか。TPPの問題もまさに経済的な数値的な戦いだけど、それを本当に「愛と信頼」で解決できるのですかと問うと、「まさに自分が直面しているのはそこなんです。でもやっぱり「愛と信頼」をベースとして持ち続けてみたいんです」というふうに確認するわけです。
 
32歳の自分が10年後の42歳の自分に向かって「忘れて欲しくないんだ」というメッセージを残す。それをまとめてVTRにする。それを42歳、52歳、62歳、72歳、82歳までずっと撮っていきましょうと。ある時点で自分が語ったことは、それは青かったかもしれないし若気の至りだったかもしれない。

でも若気の至りって僕は大事だと思うんですよね。未熟も人生の内であるし、未熟こそ人生の宝だと思う。当然人生だからいろんな波があるだろうけど、思いきり話すことがその人の生きてきた歴史の記録になる。そういうのも面白いなと思って、10年毎にLIFE VIDEOを撮る「10 Years On」というパッケージを作ったんです。
 
片岡氏: それまだ発表前でしたよね?
 
土屋氏: まあ3月31日の「有吉反省会スペシャル」で、有吉に「こういうのを作ったからお前やれ」って言ったら、申込書を目の前で破られ・・というのが放送されたんだけど(笑)
 
片岡氏&谷本氏: (笑)

 

 

 

 

 

 

 

 



 


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