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■ ADV(アドボカシー)な人々 #04


株式会社つくるひと 小野ゆうこ「いまのきもち」 vol.4

谷本氏: 文章もすごく切れ味いいですよね。ブログを拝見して、独特なテンポが後味残るという感じでいいですよね。

小野氏: ありがとうございます。

谷本氏: 今後もいろんなことができそうな感じですね。構想はありますか?

小野氏: 構想ですか(笑)また直球のご質問ありがとうございます(笑)

片岡氏: 聞かれると一生懸命考えてるんですよね(笑) でも何とか答えになっちゃうから地頭がいいんですよ、きっと。(笑)

小野氏: 「よりよい世界をつくるひと」という言葉を今年から掲げました。よりよい世界づくりに貢献するために2つのことやります。ひとつは、多様な中で調和が取れてる豊かで美しい組織の仕組みづくりに貢献していくこと。具体的には新事業の構築や、社内情報共有の改善を仕事の中心に据えていくことで実行します。

二つ目は、先ほどお話したイノベーションカードという対話デザインの道具を手渡し、誰でもどこでも、組織の対話がデザインでき、生産性の向上や目的達成、理念実現に一歩でも繋げる。これをスケイラブルに広めること、深まることの両方を「デキル。株式会社」を通じて実践していきます。この2つのことで、よりよい世界をつくることに貢献したいと思います。
谷本氏: 企業さん相手ということですが、もちろん会社もですけど、もしかして紛争も解決できるかも。

片岡氏: 紛争解決ですか!?またまた、ふわっと来ましたね(笑)この後バサっと斬られるんですね(笑)

小野氏: そうですよね。デキル。と思います。女性やリタイヤ組の再就職もそうですけど、自分の能力が直球でそのまま再就職に繋がることは難しいんですね。マーケティングをやってきたから次もマーケティングで就職できるかというと、すごく難しい。

そこでファシリテーションの技術を身に着けていただくことで、今の会社の現状ってこうなってるんだということを現場に入って学んでいく。そうして自分のポジションをもう一度見つめ直して、再就職に繋げていけるとも思っています。なのでB to B だけではなくBtoCもそうですし、世界的なコンフリクトの解決にも関わっていければうれしいですね!

谷本氏: 壮大ですよね。

小野氏: つまらないじゃないですか。せっかく生まれてきたのに憎しみあって終わってしまったら。そもそも人間って生き物は一生懸命成長していくというのがデフォルトだと思いますし。みんなが喜びあえてニコニコしていた方が楽しいし、楽しいところには人が集まるし、人が集まるところにはお金が動くし、みんないいね、みたいな状態になる。単純に、明るく前向きなことに貢献したいという気持ちは強いです。
片岡氏: 自ら課題を作っているんでしょうね、きっと。自分の頭の中で。だから営業しなくても、その課題に興味がある方の方から自然に引き込まれていく。それを普通は横文字の専門用語にしてビジネスにしたがる人がいる。いろいろおかしな名称を付けたがる。でも小野さんは、普通にそれを地でされているからね。

小野氏: 実は“アドボガシーマーケティング”ですから(笑)

片岡氏: ここでバッサリきましたね(笑)

一同:(笑)

片岡氏: 自然にやっていて、できている人に、わざわざ説明するのはカッコ悪い。でも言わないとわからない人には、「これが今マーケティングの主流です」とかってパワポで説明して、こうでこうでと過去から発展して今これがあるみたいに、いちいち説明しないといけない。小野さんは直感ですでに本質をわかってらっしゃるし、言うのもヤボだから最後まで「アドボカシー・マーケティング」という言葉は使うまいと思ってたんですけど(笑)で、さりげなく最初に名刺だけ、お渡ししたんです。さっきの「F」じゃないですけど(笑)

谷本氏: 恐るべし二人ですね(笑)