スキンケアのチカラ |
スキンケアに目覚め始めたのは、ティーン誌で洗顔や保湿の特集を見始めるようになったころ。
それこそ中学~高校生のころは“エルセリエ”や“シピ”といった、若い子ちゃん向けのカワイイパッケージのスキンケアをかたっぱしから揃えて、そのころ雑誌で流行っていた“お肌のパッティンググッズ”なるものを自作していました。
母のおふるのパフにカッターで切り込みを入れてマドラーを刺す、という、今みたら、いったいどんな効果があるの!?と、かなり謎なケアアイテムですが、それに化粧水を含ませてパタパタするのが、雑誌通りのイケてるスキンケア。お姉さん気分で至福のスキンケアタイムを楽しんでいたことを覚えています。
でも、それよりももっと前、“お肌のお手入れってステキ♪”とウットリしていたのは、母のところへポーラの訪問販売員兼エステシャンの方が月1回自宅にお手当に来てくれていたころ。
ケープをして鏡の前に座り、クレンジングからマッサージ、泡パックまで一通りしてもらうと、母の肌は白くてツヤッツヤに大変身。幼心に驚き!!たっぷり1.5時間はあったかと思うのですが、横に正座をしてジーッとその工程を見ていました。たまに私もパックとかをしてもらえたりして、それはもう嬉しくて嬉しくて!
毎月その時間がとっても楽しみで、そんな母のビフォアーアフターを見たり、ちょっとオマセ体験をしていたりしたので、“お手入れをしたら肌ってキレイになるんだ!”と、昔から信じていました。
それから様々な自己スキンケアブームを経て、現在にいたるのですが、最近はトレンドをガンガン取りいれることよりも、自分の体調と肌の具合にアイテムやお手入れ方法を合わせることを重視するようになりました。体調はココロの具合も含めて、です。
勝手な想像なのですが、緊張していたりストレスフルだったりすると、お肌もギューっと固くなって、いろんなイイモノが入っていかない気がするんです。ポーラのBAさんにお手入れをされていた母も、きっとそうされながらリラックスして、お肌もココロもゆるんで、気分が上がっていたから、あんなにふっくらツヤツヤに仕上がっていたんだったんだろうな、と想像するわけです。
メンタル的に落ち着いている今、不思議とスキンケアもあれこれとややこしくしたい気分ではなく、とってもシンプルに、水とオイルをバランスよく。よっぽど肌の乾燥や疲れを感じない限り美容液やクリームを投入していません。
また、コスメは見た目もとっても大切。置いておくだけで、毎回手に取るだけで、気分がワクワク、ウットリするものって、いわゆる“女子力”アップの訓練になりそうな気がする!?
今、スキンケアはオイルブームで、オーガニックものからハイブリッドなものまで、種類や価格帯もさまざま揃っています。数年前にも一度オイルブームが到来していたのですが、そのころよりもはるかに選択肢は広がっているので、きっと自分にピッタリの1本が見つかるはず!
化粧水の後に肌になじませるもよし、化粧水の前にブースター(=導入液。化粧水の前に使うことで肌を柔らかくして次のアイテムをなじみやすくします)として使うもよし、使い方も肌の具合に合わせて楽しめるところも、オイルのいいところだと思います。
春は身の回りも気候もいろいろと変化にとんで、新しいことを始めるのにとてもいい時期。今の自分をいろんな角度から観察しながら、肌もココロも気持ちがいいスキンケア、はじめてみませんか?