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森山 亜希子 人材育成トレーナー(ダイバーシティ、コミュニケーション) Inner Diversity
ダイバーシティという、さまざまな意味と想いが含まれるコンセプトがこのコラムのテーマです。わたしたちの身近な生活、自然、芸術、旅などの視点から、ゆったりリラックスしながらも、一緒に考えてみられるコラムを目指しています。
ダイバーシティで過ごす日々 キャリアアップ 2014-04-25
これからのダイバーシティ〜自分らしい生き方を探して

木々が芽吹き、花々や新緑が嬉しい季節がやってきました。

わたしたち人間も自然の一部なのだと実感すると、花や、小鳥たちや、実は身のまわりにもたくさんの多様性がすでに存在しているのだと気づかされます。

このコラムのタイトルでもある「ダイバーシティ」とは、まさに多様性を意味する言葉です。

特にカタカナで言われる場合には、人の持つ違いについて ― 性別の違い、国の文化や民族による違い、年齢・ジェネレーションによる違い、障がいがあるかどうかの違い、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)と言われる性的なアイデンティティや指向による違い、など ― を多くの場合表しています。

実際には、ダイバーシティは多様性という意味ですから、そうした属性だけに限られることのない、とても奥深いものです。

日本では「ダイバーシティ」というと女性に関すること、女性がさらに社会に進出して上のポジションに就くこと、などと限定的に捉えられることも多いようですが、実はもったいないことです!

もちろん、女性はこれまで、ある型にそった生き方をすることを期待されて、目に見えない壁に囲まれてきました。ある程度の年齢になったら結婚して子供を持つべき、子供ができたら仕事は辞めるか、ほどほどにして、家庭のことを中心に生活すべき、というような型です。

その型から外れることで、まわりからのプレッシャーを受けたり、ものすごく苦労したり、これでよいのだろうかと自ら葛藤を抱えたり、ということを、多くの女性たちが経験してきたのではないでしょうか。

しかし、型通りでさえいればよいのかと言えばそうでもなく、自分は一体何をしているのだろう、何をしたいのだろうと、やはり葛藤を抱える女性たちもたくさんいます。

わたしは、わたしたちが進めていくべき「ダイバーシティ」は、これからは女性も上だけを目指していくのだという、新しい型を作るものでは決してないと思っています。

むしろ、これからの「ダイバーシティ」は、女性であろうと誰であろうと、自分らしい生き方や働き方を選べるよう、選択肢を多様に広げていくこと、そのために柔軟なシステムだったり、お互いに思いやりの心で支え合ったり、応援し合ったりすることが大切ではないでしょうか。

その一歩として、それぞれの人ができることがあります。それは、

・自分が望むことは何なのか、自分の心に素直に聞いてみる
・受け入れるべきでないことには、ちゃんとノーと言う
・やってみたいと思ったら、実際に行動してみる 

です。

ほんのちょっぴりの勇気さえあれば、どれも実践できます。時にはこわかったり、できない理由を探したくなったり、するかもしれません。しかしこの小さなことには、選択肢を自分自身で作りだすことのできる、大きな可能性があります。

わたしも今、そのちょっぴりの勇気を少しずつ蓄えている一人です。

最近、旅先の沖縄で出会った民宿のおばさんが、こんなことを言っていました。

『人生は短いさ〜。思い切って、時にはリスクとって、好きなことをやった方がいいよ〜!』

おばさんは今60代半ばだそうですが、70歳になった時にはすべて食器を手作りにしてお客さんに食事を出したいのだそうです。そのために『明日はじめて陶芸を習いに、教室に行くよ〜!』と目を輝かせていました。

なんと近くの森で、いずれ息子さんとカフェを開く夢もあるそうです。今はまだ何もない、楽器の音色がとてもきれいに響くその森で、コンサートもできるカフェをきっと作れると思うと話してくれました。

『できるって言えば、なんでも実現できるさ〜。だからみんなに話してるのよ〜!』

ダイバーシティの形は、それぞれの人に星の数ほど存在しています。
みなさんの心は、どんな自分らしいダイバーシティの実現を願いますか?

 


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