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津田 恵子 リカレント教育コンサルタント Happiness insight
Happiness insight合同会社 CEO/人的資本経営・well-being経営を目指す成長企業のお手伝い/累計2000人の面接を通じたノウハウで採用活動やリカレント教育推進・導入支援/海外トレンドキャッチ/早稲田ビジネススクールMBA/中3・小6・5歳3児の母
女性のリスキリングを考える リスキリング 2024-01-16
アメリカでは1週間に3時間以上が過半数。日本人のリスキリング実行を妨げるものは何か(調査結果編)

2024年もスタートしましたが、今年は皆さん、どのようなことに挑戦される予定でしょうか。私は、3月から新しい執筆がスタートする予定で、「生成AIと人事」というテーマで、サービス領域を開始します。情報のインプットと、実践によるアウトプットを重ねながら、今年も頑張っていきたいと思います。

さて、本日は、日米のリスキリング実態比較に関する、リクルートの調査結果をご紹介します。元々は海外の方が先行しているリスキリングですが、実際の勉強時間、リスキリングの目的の違いなどについて、見ていくことにしましょう。

日米のリスキリング実態の違いについて

調査結果のサマリーは下記の通りです。

・「学びが必要」日米とも7割が回答

・学び、リスキリングの実行には日米で差がある(1週間で3時間以上 アメリカ:52.8%、日本:24.7%)

・日本人は現在の仕事と学びの両立ができない

・アメリカでは「教養」のために学ぶ。日本では「業務」のために学ぶ

業務のために学ぶのに、仕事と学びを両立できないなんとも皮肉な結果が出ています。

 

仕事と学びを両立できない日本人

学びの弊害要素としては、家庭との両立(30.5%)より仕事との両立(41.7%)の方が高く出ていますが、日本には、そもそも仕事と家庭を両立できていない人が多いと思われます。

性別や世代を問わず、現代社会は多くの人が仕事と家庭生活の両立に向き合っています。
若い世代であれば育児、ミドルシニア世代は介護など、ケア責任を負っている人が多く、
新たな学びへの時間捻出やエネルギーを確保することが難しい状況があります。

私自身も大学院に通っていた時がそうでしたが、リスキリングのために、パートナーをはじめとする家族の協力は必要不可欠でした。

今のままでは、ケア責任を負っている人は学ぶことにも後れを取ってしまう。
リスキリング実行を阻害しているのが、育児や介護であるとすれば、
もっと業務時間内でのリスキリングが認められていいのではと思います。

次回は、日本人のリスキリング実行を阻害する要因について考察してみたいと思います!

 

<参考文献他>

学ぶ理由はなにか?日本1位は「業務のため」、アメリカ1位は「教養のため」。リクルート調査で見えた日本の課題

https://www.businessinsider.jp/post-280049


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