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■ 東京ウーマンインタビュー


女性支援、地域おこし。人が元気になる場づくりをVol.1

女性支援、地域おこし。人が元気になる場づくりを

今回の東京ウーマンインタビューは、安倍昭恵さん(安倍晋三首相夫人)。 自らが経営する神田の居酒屋「UZU」、校長をつとめる「UZUの学校」、山口のゲストハウス「UZUハウス」を通じた、女性の活躍のための活動と、地方の若者たちの交流拠点作りについてのお話を伺いました。今回は、特別に許可を頂き、首相公邸でのインタビュー対談となりました。

安倍 昭恵さん


1962年6月10日、東京都生まれ。
内閣総理大臣安倍晋三夫人。
聖心女子専門学校卒業。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了、修士号(比較組織ネットワーク学)取得。

1987年、安倍晋三氏と結婚。地元山口県下関市で無農薬のお米「昭恵米」を作り、選挙活動中は議員の妻として地元で遊説を行う等、地域に根付いた活動をする一方で、ミャンマーの学校(寺小屋)作りを手伝う等、国内外問わず社会活動に力を入れている。
2012年10月、東京・内神田に、地元山口の郷土料理を食べさせる居酒屋「UZU~うず~」を開店。海外の要人も訪れる人気の店となっている。現在は「UZUの学校」や 山口のゲストハウス「UZUハウス」等、更なる女性支援や地域おこしに取り組んでいる。

公式ホームページ:http://akieabe.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/akieabe

著書
『どういう時に幸せを感じますか? (アッキーのスマイル対談)』(ワック)
『安倍昭恵の日本のおいしいものを届けたい! 私がUZUを始めた理由』(世界文化社)

居酒屋「UZU」構想は、震災がきっかけ。

片岡:昭恵さんは2012年、神田にUZUというお店を出されましたが、どういうお考えでお店を出されたのですか。また、最近の活動について聞かせてください。

安倍:仕事はずっとしたかったんですが、主人の選挙のサポートがあって、いろんな場に主人の代理で出席する機会も多かったんですね。山口と東京を行き来していたこともあり、なかなか仕事にならなかったのです。

ところが、2011年の東日本大震災のあと、お米作りをすることになって。
震災の時、東京ではスーパーやコンビニから食料品や水がなくなりました。それで、食料を確保することが大事になるだろうと、主人の選挙区の山口県下関市で、無農薬のお米作りをはじめたのです。それが美味しいと評判で、ぜひ皆さんに食べて頂きたかったことがありました。

ある時、山口出身の若い人たちが東京にみんなで集まって会を開いたのですが、山口のために自分たちが役に立てることはないかという話になりました。それで、山口県の魅力を皆さんに知ってもらうのはやはり‘食’じゃないかという話になって。
みんなが集えて、そこに行くと山口弁が聞こえて、家族のもとに帰ったような、あったかいごはんとお味噌汁があって、ほっとできるような、そんな場所があったらいいねっていう話からスタートしたんです。
でも、始めようと思った時には、まさか再び主人が総理大臣になると思っていなかったので、私もそのお店に立つつもりでしたので、若干番狂わせだったんです。

その年は、ちょうど50歳で結婚25周年。私にとってはちょっとした節目の年でした。
私の第2の人生が始まるぐらいの思いで一生懸命店づくりをしたんです。
場所も先輩に協力いただいて、良い物件に出会えました。その時は、融資も受けきゃならなかったんですが、物事って一生懸命やろうと思っても進まない時と、自分とは違う力に後押しされているように進む時があるんだなとその時は感じましたね。

「UZU」の命名は、日本神話の女神「アメノウズメ」から。

それから、東京に住む山口出身の人がボランティアでやってくれるって言ってくれて、その彼が提案してくれたのが『安倍ちゃんち』というお店の名前でした。ロゴマークまでも作っていたのに、主人に反対され・・・。色々と考えて「UZU」という名前を考えました。
‘アメノウズメ’という神様は、天照大神が天岩戸に隠れて世の中が真っ暗になってしまい、その時に神様たちの前で裸になって踊った女神なんですね。世の中の閉塞感みたいなものを開いて行きたい、と。世の中を明るくするために女性たちが楽しくできるようにそんな店にしていきたいなっていう想いでつけました。場所柄、サラリーマンが多くて、私が最初イメージしていたお店とは実際には客層が少し違うかもしれませんが・・・。

片岡:1年やってみて、赤字が出たらお店を続けない約束とのことでしたが、その後もずっと続いているっていうことは、うまく回っていっていると。アメリカ大使のケネディーさんやオバマ大統領夫人も来られていたようですが、安倍総理は来られましたか?

安倍:主人にはまだ来てもらっていません(笑)。去年はミシェルオバマ夫人が来てくださったり、スイスの大統領夫人が来てくださったり、各国の大使や各界のいろんな方が来てくださっています。

『食の安全の問題』の発信も。

店の最初の目的としては山口の人が集まればとか、自分の作ったお米を皆さんに食べていただければと思っていたんですけど、お店をお任せしている料理研究家の武士雅子さんという私の先輩が、非常に食に危機感を持っている方で。
彼女の話を聞いているうちにだんだん日本の食は美味しいかもしれないけど、問題があるところも沢山あるんじゃないかなと気づくようになってきたんです。

それで店を通して少しでも多くの人たちに発信していきたいということ、考えるきっかけになるお店になったらいいなと思って。そういう意味では主人が総理になって、いろんな方に知っていただいて、影響力のある方に来ていただけるっていうのはありがたいと思っています。

‘昭恵校長’による「UZUの学校」とは

信澤:昭恵さん自らが校長をする「UZUの学校」について聞かせてください。
これまでディスカッションされてきたテーマや、そしてこれから考えていることがあれば教えてください。

安倍:UZUの入るビルの2階で、小さいんですが20人ぐらい入れるスペースがあって。サロン形式で女性の悩みや働き方をテーマに、定期的に話をするようになったんです。
そしたらある時、『学校にしたらどうですか』と言ってくれる人がいて。
私は学校にするつもりはなかったんですが、『昭恵さんが校長になればいいですよ』っていうその言葉に惹かれ、総理夫人より校長のほうがいいなと思って。

2か月に1回ぐらい、49歳以下という括りで若い女性を対象に、テーマを決めてパネルディスカッションをします。そのあとグループごとディスカッションをして、ワークショップして、それをグループごとに発表してもらう流れなんですが、今では毎回50人とか60人とかぐらいの人たちが集まってくださるようになったんです。

6回目になる今度の4月16日は「環境と暮らし方」をテーマにするんですが、毎回テーマが違って、これまは「食」「福祉」「芸術」等をテーマにしました。
面白い話をしてくれる多様なゲストに来ていただいて。ゲストの皆さんには申し訳ないんですが、ボランティアでお願いしています。そこで、それまでにない何かが生まれればいいと考えています。

学ぶだけではなく、心を開く場に。

前回は『女性の働き方』がテーマで、様々な分野で活躍されている方に登壇をしていただいています。参加している女性たちはいろんな想いをもって悩んでいるんだなあと感じます。

『女性の活躍って言われるけども、周りは活躍しているのに自分はどうやって活躍していっていいかわからない』という人もいて。私自身、キャリアがあるわけでもなく、家庭と言っても夫はしょっちゅういなくて、子供もいなくて、そういう想いをもって生きてきたので、周りで輝いて見える人たちを見ると焦りを持ったり、という気持ちは凄く分かるのです。『みんなそういうものを持っている、けれど焦らなくてもいいんだ』といったことを先輩パネリストの人たちが、優しく話してあげるんです。すると、ボロボロと泣き出してしまう人もいるんです。

片岡:居場所が見つからない人が多いんですかね。

安倍:どうなのでしょう。必死に頑張っている人は沢山いるんだけれども、頑張っている先が見えなかったり、本当にこれでいいんだろうか、どう一歩を踏み出していくのか分からない、といったことが聞かれます。

学ぶ場や異業種の人と交流する機会は色々あると思うんですが、「UZUの学校」はUZUの学校らしいやり方で、みんなが心を開けるような場にしていけたらいいなと思います。
ただ、学んでキャリアアップを目指すことではなくて、時間を共有する中で解放される、そんな場にしていきたいなと思っています。

信澤:どんな方が参加されているのでしょうか。ビジネスに携わる方、専業主婦の方、出産を終えて社会に復帰されたという方、と幅広いのでしょうか。

安倍:色々なお仕事の方がいらっしゃいます。ワークショップがあるので、そこで自己紹介したり、何回も来られている方は顔見知りができたりして。
そこで新しいちょっとしたお仕事が生まれたりすることもあるので、人間関係を広げるという意味でも活用していただければいいのかなと思っています。


 

 


 


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