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■ 東京ウーマンインタビュー


グローバルで活躍する人材とは Vol.2

 

◆グローバル人材になるにはどうしたらいいか

谷本:ここからは、グローバル人材にどうやってなったらいいのかというところを具体的に伺っていきたいと思います。まずは小熊さんご自身は、留学など、海外に出られていなくて通訳になられたんですよね。そもそも、どうしてなろうと思ったか、何をやったらこうなれたのか、言語だけの問題ではなくて、グローバル思考のようなものをどう理解していったのか、そのあたりをお聞かせ下さい。

小熊:通訳になりたくなった理由は20年程前の話になるんですが、ちょうど短大卒業間近で、進路を考えていました。短大卒業というと選択肢がOLぐらいしかなかったんですよね。そうすると、だいたい秘書的な業務でした。整理整頓能力、おしとやかさ、お茶が出せるかっていう・・・できないと思いました(笑)

谷本:自己分析できていたんですね。

小熊:そうすると消去法で行くしかないと。自己分析していったところ、人の相談に乗るのが好きだからカウンセラーか、問題解決が大好きだったのでコンサルタント。それから、海外、特にアメリカにすごく憧れがあったので通訳という、3つに絞ったんですよ。コンサルタントは、短卒じゃ学歴で無理で秘書からスタートだと言われて、秘書でも多分コンサルタントにはなれないだろうなとわかり諦めました。カウンセリングもその時代はまだ、職業としては成り立たない状態だったんですね。でも、生計を独りで立てなければいけなかったので、そうすると残った通訳しかない。通訳に関しては、学歴に女子が関係なく、独立してコツコツ頑張りさえすれば年収2千万も夢ではありませんっていう1行が書いてあったんですよ。これしかないということで、すぐに通訳になろうと決めました。 でも英語できないっていうところで思いっきり壁に頭をぶつけて(笑)。そして、とにかく英語力をまずはネイティブ並みにしないと通訳は始まらないんだっていうことがわかりまして、半年間猛烈に英語を勉強しました。アルバイトを3つ抱えてましたので時間が無い中1日3時間、学校に行って半年間勉強して、そしたらTOEICが280点から805点まであがったんです。それで、805点であれば何ができるのかなって探したところ、就職情報誌に英会話の講師に応募できると書いてあったので、すぐ履歴書を送って面接に行き、その場で主任講師になってくださいと言われまして、気付いたら1週間後には英語の先生になっていました。さらにその3年後には、通訳者としてデビューです。

谷本:すごいですね。簡単に言っているけど努力ありきですもんね。私、ご著書ももちろん拝見しましたけど、やはり、それまでに血のにじむような努力をされてきたということですよね。

小熊:血のにじむというより無我夢中の方が近い感じですね。要は、compeling futureっていう言い方をするんですけども、コンペルのペルっていうのは、プロペラのペルなんですよ。推進している、前にわーっと、自分自身が引き寄せられていくような、強烈に明るい未来が、その1行にあったわけじゃないですか。なので、もう引き寄せられるかのように、ただそこを目指して無我夢中、自分自身はもう良く分からないけれども、ひたすらやったらたどり着いたみたいな感じですね。

谷本:夢が強かった?

小熊:海外の人がビジョンは何ビジョンは何って、川嶋さんに聞いたって言っていたことだと思うんですよ。自分にとって最高の夢を描くことができれば、火事場の馬鹿力感がでて、夢に引っ張られて頑張れるようになるんですよね。それがやっぱり一番大切なんじゃないかなと思います。

谷本:確かにそうですね。グローバル人材というと、どうしても「海外」とか「英語」とかを思い浮かべがちだけれども、大切なのは「人間力」なんですよね。そういう意味で、ここにいらっしゃる皆さんは独立されていらっしゃいますよね。「独立」という道を選ぶということさえ、日本ではリスキーだと思われていると思うんですが、どうやったら、自分の夢に着実に突き進めるのでしょうか?

小熊:私自身は、「憧れの仕入れ」というのを使っています。これは、知らないことって夢として描けないじゃないですか。野球の選手とかも、誰かプロの選手の素晴らしいプレイを見て憧れますよね。だから、憧れを仕入れに行くというのが大切なんだと思います。輝かしく、自由に働いている人の居そうなイベントに自分自身を運んでみる。そうすると、輝いている人を見たらもう、自分の運命だと「ビビッ」てくるんですよ。それは、運命のパートナーと出会う時と同じような感覚じゃないかと思います。素敵だ!と思って、そうしたら、自然といけるんじゃないかなと思います。

谷本:川嶋さんはいかがですか。

川嶋:私の場合、市長の秘書をしていたのが最初のキャリアです。アメリカ留学から帰ってきて、もう一回アメリカに行きたいと思っていた時に、姉妹都市との提携三十五周年の公設訪問団募集があって、それに応募して行ったのがきっかけでした。参加者の中で当時二十歳くらいだったのは私一人で、他は皆さん、商工会の会長とか、市長、議長というメンバー。その方たちが、サンフランシスコの港を見ては、うちの自治体の港はこうで、と海外でもずーっと自分の町のことを話しているのを見て、さっき小熊さんがおっしゃったように「ビビッ」てきて、それまで公務員志望じゃなかったのですが市役所に入りました。 市長秘書になり、政治と行政の間、市民の人たちの経済と感情の間での葛藤をたくさん見る中で、一人の人が本当に幸せに満たされて生きるって何なんだろうという問いが湧いてきました。自治体側に立っていて、それは、政策だけでは全員の幸せは実現できないなとか、じゃあ幸せって何?とか、人によってハッピーの答えは違うとか、その辺りの問いがありました。 そんな時に、婦人科系の病気になったんです。半年位、漢方や東洋医学で、できたら手術しないで治したいなと思ったんですけど、主治医の先生にそろそろ腫瘍だけは取らないと勧められて手術しました。手術自体は症例も多い軽易なものなのですけど、私にとっては初めての手術で、手術室に入ったら前の方が寝ていたんですよ。それで、その方まだ麻酔が効いていて、「川嶋さんすみません、どかしますね」って、看護士さんが、物をどかすようにその方をどかされて、それがかなり衝撃的でした。今から全身麻酔で、自分の意思で動けなくてゆだねるしかないとなると、ここから戻って来た時に、私はどうしたいかなっていう問いが、強烈に残りました。私の場合はそれがターニングポイントになりました。 手術が終わって自分の部屋に帰って来た時に、今、傷があるから思うように動けないけど何日かたったら帰れるってことは、傷治るんだよね、思うように動けるんだよねと思ったら、どこに帰りたいか浮かんだのは、今までいた所じゃないなっていうことだけがはっきり解りました。市役所に不満があったわけではないんですが、手術を受けて初めて、全てを人にゆだねるっていう瞬間が来た時に、今まで何でも自分で決めて動いていたはずなのに、どこか主体的じゃなかった自分に気がついたというのが20代の半ばくらいですね。それでもっとダイレクトに人の人生に関わる仕事をしたいと、退院する前に病室で辞表を書いて上司もびっくりみたいな(笑)。それで退職した3日後に、たまたま街で再会した方に講演依頼をいただいて、そこからスタートしたっていう。その半年後には日本を代表する企業でコーチをさせていただくようになり、独立から7年で国際機関の日本代表に就任しました。

谷本:運命みたいですね。

川嶋:はい。一本目をとにかく一生懸命やって、そしたらそこから、講演依頼を何本かいただいて、そこから繋がって最初の数年はもう、いただいたご縁を、人生が与えてくれる私のミッションと考えて、やったことがなくても受け入れようと決めて、全力で走りだしたのがスタートでした。

谷本:でも、やっぱりきっかけというのはあるんですね。

川嶋:はい。このきっかけを私は「透明の女神さま」と呼んでいます。「チャンスの神様」という言い方をする人もいますよね。前髪しかないっていう表現って、皆さんされると思います。これを掴まない方、お断りしたケースもよく聞くんですよ。でも私自身、やはり運命的な感じでいつもお仕事をいただいているので、色もついていない、思いがけないタイミングで来てくれたチャンスを、まだ準備ができていない時にぐっと掴む、前のめりでやるというのは、グローバル人材としても、国内で自分が個となって、フリーランスで独立してやっていく時にも一番大切なことなんじゃないかと思います。

久多良木:私もそう思います。見えないメッセージを掴んで恐れずにチャンスを掴む勇気は、グローバル人材の資質においても独立する人やリーダー的存在には必須条件ですよね。怖がって後ろ向きでいたら絶対にチャンスを掴めない。今の日本の方たちはあれやこれやと、失敗を恐れて頭だけで考え行動できない人が多いと思います。確かに無謀な場合もあるかもしれませんが、結果が安心でないと行動しないという姿勢では対話する勇気も生み出せません。それらは、自信を失うことに繋がり益々行動する姿勢を奪いグローバル化を妨げる要因になると思います 私も、未知の世界からのお話に何度バンジージャンプしてきたことか(笑)

小熊:私も大学の教授からお仕事をいただいたことがあります(笑)

久多良木:チャンスというのは、実は誰にでも均等にもたらされていると思います。違いがあるとすれば、キャッチ力と準備があるか?でしょうか。

谷本:例えば、リスクテイカーなのと、チャンスを掴む人っていうのは、同義じゃないじゃないですか。これは明らかに「チャンス」だっていうのは、匂うというのか、何かわかるのでしょうか。それとも、基本的になんでも来いみたいな、何があっても、自信が無くてもやるっていうことなんですか?

小熊:感覚でいえば、先ほども言った「憧れの仕入れ」で、だいたい自分自身にとっての輝かしい未来が描けていると繋がるなっていう。なので、ビジョンを描いていれば判断できると思います。リスクなのか、それともチャンスなのか、後、多分恐れという話からも、すごく大切なポイントがあって、人間の脳は哺乳類の脳ですが、元々哺乳類の脳って、爬虫類の脳から進化したものです。爬虫類ってトカゲがしっぽ切ろうとすると、ものすごい勢いで逃げるじゃないですか。人間の動機って、痛みか快楽かってコーチングで言いますが、その快楽を、実は痛みの原因を検出するのを間違えて死んでしまったら、次の快楽は得られないんです。だから、人間の脳っていうのは、爬虫類の脳から進化した状態から考えると当然マイナス思考なんですよ。なので、チャンスが掴める人というのは、ビジョンがあまりにも輝かしいっていうところで快楽に傾いているわけですよね。そうすると、痛みがあるはずと思ったとしても、それを超えられる。快楽を想像出来ちゃうまで進められるということもあると思うんですよね。なので、そこを自分の中で落とし込めておけると、割と、「怖いな、だけども、やればこの未来に繋がるかも」と、前に進めると思いますね。

◆何をしたら、夢を描く力を強くできるか

谷本:夢を描く力って、確かに日本人って弱いと思うんですけれども、それはもちろん、自信が無かったり、あなた大丈夫よって言われてきてなかったり、もしくは、並はずれた夢、例えば、「女優になりたい」っていうことを表現することが恥ずかしいと思ったりだとか、色々あると思います。何をしたら夢を描く力を強くできるか、久多良木さんと川嶋さんは教育者の立場からどのように思われますか?

久多良木:夢を描く力を強くするには「恐れがあっても行動する」というシンプルな事がよい結果を生み出すと思います。夢は描くだけではなく行動の継続が、可能性を高めると思うのです。そういう意味では、コーチとしての仕事でクライアント様の夢を実現するサポートをするにあたり、一番その点は気を付けていますね。 同じアプローチをしても、「ああでもないしこうでもないし」と、できない事に常に視点が当たっている方は、恐れや不安ばかりを生み出して結果に繋がらず、環境のせいにしている方が多いですね。「ダメな理由ではなくデキる理由を探す」それが、夢を強く描き思いを実現化するコツです。「モチベーションを高めて前向きにいきましょう」と、いくらスキルでやろうとしてもできない事に焦点が当たっている限りは、ブロックが掛かってしまいますからね。それらを外して、より実現化しやすくしていくのが私の仕事です。 コーチという職業だけではなく、日本の学校教育は、ダメなところに焦点をあてて克服させることに力を入れすぎていると思います。苦手な事を克服することは大切ですが「何もかもダメだけれどこれだけはすごいわね」という部分を育ててあげれば、自信に繋がりもしかしたら多くの天才がもっと世に出るかもしれない。天才と何とかは紙一重って言われているように、その天才みたいなものを、日本は教育の中で育てるという環境づくりがあまりなされていないというのは、グローバル化をすごく止めていると思います。 企業でも幹部の方たちにニーズを伺うと、「あいつ達は言わないと動かない」って言うんですよね。でも、よくよく聞くと、言わないと動かない人を育てているな・・・・・と感心します(笑)個性を育てるのではなく、ダメなところを指摘して自分の言うとおりにしか動かない人を育てておきながら「自分で考えて動けないやつが多い」とぼやくリーダーはよく見かけます(笑)矛盾していますよね。やはりリーダーとしてある人たちが、教育、自分たちが変えていこうという意識を持たなければいけません。出来た人間を会社の中に採用するという意識ではなくて、 これからは、人を育てられる組織を目指していただきたいですね。それを実現出来たら、夢を強く描ける人材を組織内で育てられますし、もっと日本人の可能性はグローバル化に向けて広がるのではないでしょうか。

谷本:なるほど。川嶋さん、例えば、ゆとり世代以降って、特にその、「あなたは出来るよ!大丈夫だよ」って褒める教育みたいなのがすごく流行りましたよね。そういう意味で若い子たちっていうのは、「何か出来る。僕もこれになれる」みたいな自己肯定感が、すごく強いけれども、でも、実際になれる人ってすごく少ないと言われています。これは何が問題なのですか?

川嶋:そうですね、若い子たちで言うと、楽観的に出来ると思いすぎな子もいますよね、逆に。もっとハングリーでいていいというか、絶対こうしたいとか、さっきの小熊さんの話みたいに、フォーカスが定まって、無我夢中でやって突き抜けるような、そういうエネルギーは、ひと世代前より弱いかなというのは感じますね。新人研修でも、まずは、プロとして成果が出せるところまで行きなさいというメッセージングをします。それはメンタルも、仕事の仕方にしても。そうじゃない限り、今描いた夢って現実になりにくいからって。現実に移すエネルギーがなければ、すごいふわふわしたものになっちゃうから、夢があるんだったら、夢を現実にするというところで、スタンダードを上げようねということを若い子には言います。若い世代で想いが形にならない場合は、ちょっとハングリーなエネルギーが足りないというか、フォーカスし続ける力が弱いかなと思います。もうちょっと上の世代だと、さっき久多良木さんがおっしゃっていたように、枠からはみ出ないように、恐れが強すぎて、逆にハングリーになれないっていう。

久多良木:それで通用してきたんですよね今までは。これからはもう、通用しなくなってくる。

川嶋:そうですね。だから、夢があって、ハングリーだったり、情熱がある若い子達はポンって行くと思います。

◆これからの時代、輝いていくために

谷本:最後になりますが、これからの時代にすごくわくわくしながら輝いて生きていける為に、みなさんからメッセージをお願いします。

小熊:ハングリー精神というところはやはり私が多分一番上手く活かしてこられたかなと思うところなんですよね。多分、憧れを具体的にビジョン化することができれば、例えば、「安倍首相の同時通訳者としてダボス会議で活躍したいです」という風に落とし込んでくると、要は先ほどコーチングで必要な夢と現状のギャップが、夢が点で定まっているので、距離で測れるようになるじゃないですか。 同時通訳と言っても千差万別いろいろあるわけですから。目標が定まれば、政治を知らなきゃいけないよね。あるいは、外務省の仕事もやっていかないとだめだよねとか、色々な要件というのが見えてくるんですよね。すると、逆算ができるようになって、具体的な行動計画が立てられると思うんですよ。そうすると、今度はちゃんとハードルというものが出てきて、ああ自分自身全然外交のことわかっていないな、そうすると、外交のことを勉強しなきゃいけないけど、今の仕事は秘書の仕事だから、全然外交なんてわかんない、どうしたらいいんだろうという壁にぶつかるわけですよね。でもその時に、十分、安倍首相の同時通訳者になるということに、憧れの力をきちんと感じることができたとしたならば、それを克服するために何をしようというのを考えられる力ができるんじゃないかなと思うんですよね。なので、なんとなくぼやっとしたまま、ふわふわと行くのではなく、Clarify is the power(明確さは力なり)っていう表現もありますけど、とにかく具体化する為に、たくさんの情報を仕入れて、例えば実際に安倍首相の同時通訳って、インターネットでいくらでも調べられるのでそれを聞いてみて、自分自身でやってみるとか、そうすると、現状全然できない自分自身にぶち当たりますよね。そこから、ちゃんと行動計画を立てていけば、私は自ずとハングリー精神っていうのは、出てくるのかなという風に思います。

谷本:夢の設定に関しては、例えば、もっと低い設定をしてしまいがちな気がするんです。例えば、同時通訳会社に入るだとか、結局、安倍首相なんてとんでもないって思っちゃう人が多いような気がする。でも、もちろん夢が高ければ高いほどわくわくするし、その、夢の設定のポイントってどういう風にやったらいいのでしょうか。

小熊:「夢は内側にしか叶わない」という言葉をいただいたことがあります。なので、意図的に大きな夢を描く癖をつけていると、要は、金メダリストを目指しているから、やっと銅メダルに入れたりするわけじゃないですか。なので、意図的に、怖かろうが、大きな夢を描くという努力はしています。

川嶋:出来るかどうかっていう方法論は後にして、ときめいちゃった時って、子供の頃って制限が無かったはずなんですよね。皆アイドルになれるって信じていたり、スーパーマンみたいになれると思っていたり。いいなってときめいたり、こんな風になりたいってハートが動くものって、出来るから、そこに共鳴して心が動くと私、思っているんですよ。大人になると、そんなこと言ったら恥ずかしいとか、どうやったらできるんだろうかっていう理性が先に来てしまうけれど、何かときめいたり、こんなのがいいなというビジョンが一瞬でも見えたり、すごく輝いている人を見て、私もこんな風になりたいなって、もし心が動いちゃったんだとしたら、それは、「出来ないことにはときめかないから。ときめいたとか、見えたっていうことは出来るっていうことだから」という風に、自分にも、クライアントにも言っています。 まず、ファーストインプレッションを大事にして、自分のハートに羅針盤があるし、人生が私たちに何をやらせたいかっていうことを、もしかしたらメッセージングしているのかもしれないし、素敵な人を出会わせてね。なので、その想いを理性で後から押さえつけようとしたり、恥ずかしいとかやらない理由をあげることは、いくらでもできるんですけど、そんなのはどうでもよくて、人生が与えているかもしれない大きなメッセージとか、自分の中で何かが反応したもの信じて行け!みたいなところをお伝えしたいですね。

谷本:例えば、ときめくことって多分いっぱいあると思うんですけど、それを、嫉妬社会である日本において、羨ましいなと思っても、叩いちゃうとか、あんな風になれるわけないよねって皮肉っぽく言ってみたりとか、自分の現在の立ち位置を正当化させるような文化もあるような気がするんです。その「ときめき」の感情を、純粋にプラスとしてとらえるようにするにはどうしたらいいですか?

川嶋:そうですね。嫉妬するというのは、「本当はそうなりたい」という想いもあるわけじゃないですか。そのとき、他人にばかりフォーカスして嫉妬しているというのは、自分の人生を生きてないですよね。自分にフォーカスしていれば、自分が本当はどうしたいかというところにいける訳だから。なので、嫉妬自体は否定しないんですけど、でもやっぱり、もっと自分の人生にフォーカスしようよ、もっともっと自分の人生大事にしようよって、1回の人生だし、他人の人生ばかり気にして嫉妬したり、何かもやもやするぐらいだったら、もっと自分にフォーカスしようよという風に私は思います。

小熊:嫉妬というのは、経済的合理性が最も働くなと思っていまして、嫉妬することによって、自分自身で夢に蓋をしている訳じゃないですか。言い訳を作って、夢を自分で殺している。それは本当に経済的合理性にあっていますかということを、自分に解いてみるといいんじゃないかなと思います、もしその相手に感じたこのときめきを素直に受け入れたとして、いや、自分はこれで憧れを仕入れたんだって思って、自分の夢リストに加えた途端、その人が実は、最高のお手本になって、その人こそ、自分自身がそこに行くまでの道筋を教えてくれる師匠になるんですよね。なので、そこまで考え抜くことができれば、自ずと、嫉妬心よりも、教えてくださいっていう方に素直に聞けてしまい、そうすることによって切り開ければ、もっと夢が叶う人生にいけるんじゃないかなって思います。

久多良木:先ほどのお話にも被るのですが、輝く人生を手にするためには人と違うことを恐れないというのが、必要だと思います。ビジネスを興したり、何かをしようという時にも言えますが、比べたり人と戦うのではなく自分と対話することで強い自分の軸を持つ事。哲学を持つことでそれらを可能にし、多様性を受け入れることで対話力を高めていく。そして、どんな時も恐れず行動する勇気を持つ。そうしていれば、世界基準の正しさが身に付き、中庸であることができるし沢山の夢を手にして輝けるのではないでしょうか。また、それらを可能にすることは過去の歴史で先輩たちが培つてきてくれた日本ブランドへの信頼を、責極的にアピールしていけますし「物言わない日本・日本人」 から「自ら表現・伝達をデキる日本・日本人」をうみだし、世界に誇るグローバル人材が育つことに繋がると感じています。

谷本:皆様、本当にいい言葉をたくさん言っていただきました。ありがとうございます。

【撮影協力】
フォトグラファー鶴岡真
http://www.makototsuruoka.com


株式会社テンナイン・コミュニケーション

http://www.ten-nine.co.jp/



 


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