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2014年「W.I.N. 国際会議」in Berlin(ベルリン)(終了いたしました)

2014年「W.I.N. 国際会議」in Berlin(ベルリン)
(このイベントは終了しています)

今年は10月1日より4日まで4日間にかけて、ドイツ、ベルリンにて17回目のGlobal WINConference(WIN国際会議)が開催されます。世界中から800人以上のエグゼクティブやアントレプレナー、アーティストといった各国のリーダーたちが集まり、未来を見据え、世界の最新事例や自らの可能性を共に学ぶ会です。

全体会議ではよりダイナミックに世界の今や最新のマーケティングを共有し、50前後ある多種多様なワークショップでは自らのワーク&ライフをとらえなおし、スキルアップやネットワーク構築だけにとどまらず、女性が女性であることの価値やグローバルな視点での気づきを得られる、貴重な場を提供してくれることでしょう。是非、一緒にベルリンへ出かけましょう。
Present:特別優待割引
東京ウーマンは昨年に引き続き、WINメディアスポンサーとして、参加者の皆様へ特別優待割引を準備いたしました。通常申込金額から100ユーロ割引いたします。
2014年「W.I.N. 国際会議」の申し込み
下記詳細をご確認いただき、申し込みフォームにてお申込みください。 お申込みいただいた方に、お振込み時点でのレートで計算し、お振込み金額、お振込先をご連絡いたしますので、締切日までにご入金ください。

※WIN本部webサイトではなく、こちらよりお申込みいただいた方に優待価格が適用されます。
※本申込金額には開催場所までの交通費や宿泊費は含まれません。
※本申込金額には期間中の各種プログラム参加費や、ディナーやガラパーティの食事代金が含まれます。詳細は本部webサイトの注意書きをご確認ください。
※国際会議期間中の宿泊施設として、W.I.N.国際会議参加と伝えれば優待にて宿泊できるホテルをご紹介いたします。詳しくはメールにてお問い合わせください。
※参加費は本部に送金する9月10日時点でのユーロ円レートを基に再計算し、追加でのご入金(現地にて)、あるいはご返金をさせていただく場合もございます。ご了承ください。
※キャンセルポリシー:締切日の9月5日(金)23:00までのキャンセルは、振込手数料を差し引いた全額をお返しいたします。なお、締切日時以降のキャンセルはお引き受けできませんので、ご了承ください。

※W.I.N. 日本事務局 担当:賀陽輝代
概要
セミナー参加優待価格:1,395ユーロ(約19万1千円/7月23日時点)
会期:2014年10月1日~4日(4日はポスト・カンファレンス)(現地日時)
会場:ベルリン、ドイツ
申込み締切日:9月5日(金)23:00締切
2013年度(WIN Conference - 2013- 2,3,4,(5) October, Prague, Czech)のプログラム紹介
1日目
07:15 - 08:00 Body-Mind Awakening Session
09:00 - 12:30 Conference Sign-In
11:45 - 12:20 Abundant Coffee Break
12:30 - 13:20 Opening with Leadership Drumming
13:20 - 14:15 Opening Ceremony
14:15 - 15:30 Plenary Session: Creating the Future
15:30 - 16:00 Networking Coffee Break
16:00 - 17:45 Plenary Session: Women with Vision
18:00 - 19:00 Workshop Series Ⅰ
19:30 - 20:00 End of Plenary and Workshops
20:15 - 23:00 Opening Networking Dinner
Day 2
07:30 - 08:15 Body-Mind Awakening Session
09:00 - 11:00 Plenary Session: The Company of the Future
11:00 - 11:30 Networking Coffee Break
11:30 - 13:00 Workshop Series Ⅱ
13:00 - 14:30 Lunch
14:30 - 16:30 Plenary Session: Work & Careers of the Future
16:30 - 17:00 Networking Coffee Break
17:00 - 18:30 Plenary Session: Women with Vision
18:30 - 19:00 WIN Cocktail
19:00 - 20:00 Stage Performance: 7 Seven in Prague! – A Reading
End of DAY 2
Day 3
07:30 - 08:15 Body-Mind Awakening Session
09:00 - 11:00 Plenary Session: Realizing You
11:00 - 11:30 Networking Coffee Break
11:30 - 13:00 Workshop Series Ⅳ
13:00 - 14:15 Lunch
14:15 - 15:45 Workshop Series Ⅴ
16:00 - 17:30 Plenary: Flourishing Together
19:30 - 24:00 Gala dinner: Celebrating Women
Day 4
09:00 - 09:45 Body-Mind Awakening Session
10:00 - 12:00 Workshop Series Ⅵ
12:00 - 12:30 Confernce Ends of Coffee Break
スピーカーインタビュー
Ms. Umran Beba
President, Asia Pacific Region
PepsiCo
御社の女性活用の状況や、そこに至る背景など教えてください。
アジアパシフィックに関しては、過去2年間で女性の上級管理職を26%から40%にまでひきあげました。加えて女性のGMが4人誕生しており、そのうちの1人はペプシコシャパンの社長です。

私自身は2001年から2004年までトルコのGMをしておりましたがその間、決断できる管理職ポジションの53%にも上る女性の上級管理職を育てました。なぜそういったことが必要だったかというと、まず第一に、実際のマーケットにおいて購入者の実に70%以上は女性であり、女性のニーズを知っているだろう女性が、会社のデシジョンメーカーになる必要があると考えたからです。

加えて第二に、日本では高齢化が進み、労働力人口に占める大卒女性が相対的に増えてきている状況の中、それら優秀な女性を活用することが企業や国の成長に大きく寄与するとも考えたからです。第三に、男性とは考え方やライススタイルの異なる女性を活用することで、独創性のあるアイデアや選択肢を取り入込むことができますし、今後の事業戦略を考えるうえで、より多様性や柔軟性のある戦略を組み立てられると考えたからです。
とても驚異的な数字だと考えますが、26%から40%にひきあげることのできた、何か特別な手法はあったのでしょうか?
1つはまず採用の時点から始めるべきだと考え取り組んできました。候補者として必ず最低1人は女性を選び、公平に判断をして女性にもチャンスを与えてきました。本来ならばこれを男女比フィフティフィフティにしたいのですが、そこまではまだ到達していません。

またその他にも、昇進のチャンスを公平に与えていくこと、企業内にきちんと女性が働くために必要な支援策を設置することも当然必要な要素です。ただ施策も作るだけでは不完全で、女性を昇進させた後、それを現実的にどう維持し続けられるかが非常に難しい課題です。何故ならば女性は家庭を持って子供を育てるという役目も担っていますので、長い勤続期間中には自らのワークライフバランスの選択を迫られる、一番困難な時が訪れるからです。そのときに企業が、その女性のワークライフバランスを保つための選択肢を準備し、支援するということが大切になってくるからです。

そのために、企業側だけではなく働き手側においても、ジェンダーやダイバーシティの意識を高める努力も必要だと考えています。その一つの例として、ペプシコではディメンションプログラムというものを作っており、上級管理職クラスのリーダーたちが一堂に会して意見交換ができる場を提供しています。またこれは社内だけで完結するのではなく、社外にいる様々なリーダーたちともやりとりや認識を分かち合う場所が必要と考え、WINという場を選択しています。

その一環としてジャパン・アジアリージョンでも、WINジャパンを支援しました。そこでどういったことが可能になったかというと、社内社外問わず様々なリーダーたちと意見を分かち合うことができ、自分の人生の目標に対して、選択肢を持ち、決断をすることができました。特にこれからの働く女性は、タイム(時間)、ライフスタイル(人生)、チョイス(人生の選択肢)を自分の力でコントロールし、選択肢を増やしていくことが大切になってくると思います。

そういった意味において、私はWINとますます協力して女性を支援していくことがよいと考えています。 トルコと日本のGMを務めてきて、これからドバイで勤務をすることになりますが、クリスティンとはチームワークのような活動をしています。
Umranさんご自身も、出産、育児を経験されつつ、キャリア構築もされてこられました。育児と仕事を両立させる秘訣を教えていただけますか?
ポイントは4つあると考えています。まず第一に「自分を知ること」がとても大切です。自分の人生の目標は何なのか、自分はどういった才能、能力を持っているのか。正しく自分を把握することからスタートすると考えています。二つ目は、「自分に対して自信を持つこと」です。そしてそういった自信が持てるような教育の機会を持つことも大切です。

三つ目は、家事を分担してくれるような家族や地域の支援がとても大切です(トルコでは家族同士は助けあう、支援しあうという風習があります)。特に夫ですとかパートナーの支援はとても大切で、夫にも仕事があるはずですので、ごどちらかが転勤になった場合、どう理解、サポートしあえるか、が大きなポイントになると思います。

四つ目は、女性に理解のある文化的な背景をもつ環境(例えばグローバル企業かつ、ヨーロッパで男女同権を文化的歴史的背景をもつ環境など)をきちんと選択することが大切だと考えています。
最後に日本の女性へのメッセージをお願いします。
まずご自身が働かれている会社の中で、きちんと女性を支援できる上司を見つけ、応援してもらえるようなシステムを作り出していくことが大切です。何故かというと、日本の場合は男性のリーダーが多いので、まずは女性に対して勇気を与えてくれたり、有益なアドバイスをしてくれるような仲間や上司を持つことが大切だと考えるからです。

その一つの方法として、WINのようなネットワーキングを通して、社内外問わず意見交換できる場を持つことも有効だと思います。こういった場を通じて、自分の人生や目標に沿ったロールモデルを見つけ、自らが選択していくことが大事だと思います。
(取材:東京ウーマン事務局)(2014年3月29日取材)