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関口 暁子 文筆家/エッセイスト doppo
大変なとき、嬉しいとき。ときに支えられ、ときには今以上に輝きを増すことができる。「言葉」というものは不思議な力を秘めています。今、私たちの目の前のステージにいる「あの著名人」も、誰にも知られず努力を重ね、感謝を繰り返し、ここまで生きてきたのです。 彼らがその長い「活躍人生」の中で支えに…
あなたに届け、輝く人の、輝く言葉(新シリーズ) キャリアアップ 2019-04-17
あなたらしく生きるために~バックの言葉④

春!うららかな日差しの日が増えてきました。

街ではぴかぴかの一年生や、まだまだ小さい新幼稚園児たちの弾むような声が聞こえてきます。

 

わが家の次男坊も、ついにこの春、幼稚園に入園。

シャイな長男と違って、生まれつき天真爛漫。いつもニコニコ。人見知りゼロ。わんぱく過ぎて、寝るときは秒速で深い眠りにつく…という次男ですから、

入園式も、初登園も、泣くことも不安そうな顔をすることもなく、ひとりでニコニコお教室に入っていきました。

 

どこかでこんな子、見たことがあるな。というか、こういう子の話、聞いたことがあるな。

と、思っていたら、私の幼児期にそっくりなのでした。

 

さて、子供のころの私はというと、「さみしくて泣く」という思いをした記憶がありません。

入園式は先日の次男坊と同じように、喜び勇んでサクサク一人で行ってしまうし、幼稚園でママが恋しくて泣く、なんてことは一度もありません。

小学校に入学したときも、幼稚園時からの友達がいなかったのですが、まったく不安に思うことなく、卒業する時も、友達と別れてしまうことが悲しくて泣いてしまう同級生を横目に、

 

私は中学生になったらどんな友達ができるのか。

どんな世界が待ち受けているのか。

 

そんなことで頭がいっぱいでした。

 

大人になっても、そんな性格が変わるわけもなく、大学、留学(という名の遊学)、就職、ドイツ勤務、帰国による転職、そのあとの引き抜きによる転職……。

 

どんな節目も楽しみで仕方がない。

幸せな半生だったと、われながら思っています。

 

今月のリチャート・バック『イリュージョン』の言葉は、心躍る春に大人にも、もう一度思い起こしてほしいと思う、こんな言葉をご紹介します。

 

君の中は、何種類もの生き物によって構成されている。

君がある方向へ一歩を踏み出すのは、

その中の学習意欲旺盛な一匹によるものである。

好奇心、それが君自身だ。

 

大人になると、「節目」や「スタート」を感じにくくなりますが、

日本人にとって、サクラサク、4月。やはり春は何かを始めたくなる季節です。

 

子供のころから好奇心の塊だった私ですが、一昨年から昨年にかけては、なぜかインテリア関係に目覚め、整理収納コンサルタントやルームスタイリストといった資格を立て続けに取り、

昨年の後半はなんとなく気持ちを整理したり、自分の中の心を整えたりしていました。

 

そしてこの春からは、生まれて初めてヨガを始めてみました。

さらに、最初に学んでからすでに25年以上経って、記憶のかなたに行ってしまったドイツ語の復習を始めました。

長男が「公文」を習っていて、英語で使うネイティブの発音が聞ける機具をドイツ語でも使えると知り、

長男に「勉強しなさい」と言い続けることに疲れた私は、

「そうだ、長男と一緒に並んで公文ドイツ語をしよう!」と思い立ったのでした。

 

久しぶりのドイツ語文法。レベルテストでは思った以上に点数が悪く、相当前からの復習となりましたが、1か月近くやってみて、なるほどここは忘れているな、などと思うこともしばしば。

なにより、毎日30分でも机に向かって集中して勉強する。ということがとても楽しい!

試験勉強と違って、プレッシャーもあまりないですし、できないことができるようになる。

それ自体が刺激的で、満足感を得られます。

 

ドイツ語教材が一番上まで修了したら、まったく素人のフランス語をやってみたいなとか、いやいやそれよりもオリンピックに向けて、英会話を学びに行こうか…

などと、まだまだ上のレベルの教材がたくさんあるというのに、次のステップのことで、すでに頭がいっぱいです。

 

長男の学校のPTA役員になり、任期の2年間は忙しい。

次男の幼稚園は、車で片道40分かかって、送迎のために多くの時間が取られる。

そうでなくても、長男はヨットに、空手に、公文。習い事の送迎はママである私の仕事です。

毎日ではないにしろ、執筆の仕事も、大学の講師の仕事も引き続きしています。これらの仕事を取ったら、自分でなくなってしまう!というくらい、仕事も私にとって大切な自分の中の一部です。

 

それなのに、ああそれなのに!笑。

 

どうしても、私の中の「学習意欲旺盛な生き物」は静かにしてはくれません。

何とかなる! やりたいと思ったときが「そのとき」。

こんなことを言って、心の内側から私をつつくのです。

 

読者のみなさまの心にある「好奇心の虫」。

啓蟄をすぎて、そろそろ、もぞもぞと「何か」が動き出していませんか。

もし、ちょっとでもうずうずしたのなら、思い切って小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

やりたいと思った時を逃してしまうと、なかなかやる気は戻ってきません。日々忙しい大人の私たちは、やるべきことを数え上げたら、キリがありません。

そして、やれない理由をみつけることも簡単で、それこそキリがありません。

 

ちなみに、今、本当にやりたいことをやろうと決心してから、

プライベートでのSNSを辞めました。

いつかまたやり始めるかもしれませんが、今の私にとってはそれほど重要ではないにもかかわらず、それに時間を取られているということを感じたからです。

SNSをにらめっこしている30分があれば、ドイツ語のテキストを10枚こなせます。

1時間半あれば、ヨガに通えます。

 

大切なのは、それが「やりたいこと」なのか。

なんとなく「やっているだけ」なのか。

きちんと自分の心で整理をして、取捨選択をすることが大事なことだと思うのです。

私たちに与えられている時間は、みな平等です。

1分は60秒で成り立っているし、60分=1時間、×24時間で1日です。

それが365回積み重なって、1年が過ぎていきます。

 

大切な大切な時間を、あなたの心が本当に喜ぶことのために使うようにしてください。

いつまでも好奇心が旺盛な大人女子は、誰の目から見ても素敵です。

目に力が入り、輝きを増します。

 

そんなあなたの周りには、きっと同じような「好奇心の虫」に突き動かされるタイプの人が集まってくるはずです。

庭を覗くと、花々が太陽に向かって笑顔を見せています。

美しい花も、かわいらしい花も、色とりどりの植物も太陽が大好きです。

春から、一歩。たくさんの人を引き寄せるあなたになりましょう。

 

この季節も、読者のみなさまに心躍る出来事がありますように!

 

schoenen Tag noch!


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