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関口 暁子 文筆家/エッセイスト doppo
大変なとき、嬉しいとき。ときに支えられ、ときには今以上に輝きを増すことができる。「言葉」というものは不思議な力を秘めています。今、私たちの目の前のステージにいる「あの著名人」も、誰にも知られず努力を重ね、感謝を繰り返し、ここまで生きてきたのです。 彼らがその長い「活躍人生」の中で支えに…
あなたに届け、輝く人の、輝く言葉(新シリーズ) キャリアアップ 2019-03-20
あなたらしく生きるために~バックの言葉③

朝日が少しずつ、早起きになってきました。

ときおり寒い日がやってきても、少しずつ、でも確実に春はやってきます。

 

冬の名残が感じられたかと思えば、うららかな日差しの日が増え、

ここ鎌倉では早咲きの桜、玉縄桜を筆頭に、桜が咲き始めています。

庭に咲かせたピンク色のお花たちも、ひときわ嬉しそうに日の光を浴びているようです。

 

気が付けば、3月も半ばとなりました。

学生さんたちは、そろそろ近づく卒業のシーズンに、そわそわ、そして新しい出会いにワクワクといった様子で、後姿もいくぶん軽やかに見えるようです。

 

「出会いと別れ」

対にされることの多い言葉ですが、季節的にも、そして実際的にも、やはり「別れと出会い」という順番が正しいようです。

人は、何かに別れを告げたとき、新しい未来への扉が見えてくるものです。

けれども「きっといい出会いがあるよ」と期待をしておくことで

別れの辛さを和らげ、背中を押されるものでもあります。

 

そんな新しい季節に、いつも思い出すリチャード・バックの言葉があります。

今年からご紹介している彼の作品『イリュージョン』。

登場人物の救世主「ドン」が手にしている「救世主入門」には、

力強いこんな言葉が記されています。

 

起こりうる未来、そこから顔を背けるな。

君達にはいつでも選択が任されている。

別の未来、そして別の過去も。

 

 

私の本業は、もちろん文筆家ですが、

綺麗好き、お片付け好き、インテリア好きが高じて

「整理収納コンサルタント」や「ルームスタイリスト(1級)」、「ホームステージャー」などのお部屋関係の資格をここ数年で取得しました。

なぜか、資格取得マイブームだったのですね…。

資格はマイブームに乗って取ったものの、なぜかその後モチベーションが下がり、自分の家のブラッシュアップにしか目を向けてきませんでした。

最近になって、整理収納サポートのご依頼があったりして、久しぶりにその世界の学びを見直しています。

 

整理収納の世界でも、「整理」が大事だよ、と伝えています。

今まで詰め込んできたモノたちのなかで、本当に必要なものはなにかを見つけ出す作業。

さらに言えば、「なりたい自分」は何なのか。

「向かいたい場所」はどこなのか。

ゴール設定をしてから、整理収納を始めないと、なかなかうまくいきません。

 

断捨離!断捨離! と、勢いでモノを捨ててみても、

最初にゴール設定していないと「捨てなければよかった…」と後悔したり、

捨てすぎて、モノが欲しくなって、リバウンド…

 

という例も少なくありません。

 

ですから、「未来を見る」ことはとても大切なのです。

そして、来るべき未来。来てほしい未来が見えたら(期待でもいいのです!)

今度は手離す勇気が必要です。

 

あなたは今見た未来に向かいたいのか。

今までの道のりを踏襲する毎日を送りたいのか。

未来が見えても、変化を恐れたり、いっとき、孤独になったりする可能性に恐れて進めない。

そんな人も多いのではないでしょうか。

 

未来は魅力的な世界です。

しかし、多くの魅力ある人やモノたちが、惰性でそのような輝かしい状態にあるのではなく、

いくつもの研鑽を経て輝いているのと同じように、

あなたにとっての輝かしい未来を求めるならば

そこに研鑽が必要だということを忘れてはいけません。

その「研鑽」の一つが、過去とのしがらみを断つ、というものも、時には含まれることを頭に入れておかなければなりません。

 

それを選ぶのは、あなたの人生の主役であるあなた自身だということを、

「救世主入門」は訴えます。

 

あなたのその勇気ある選択の先にある未来が変わることはもちろん、

そんな未来を踏み出したあなたが見る「過去」は、

もはや現時点での「過去」とは違った景色に見えるでしょう。

辛かった過去が、必要な試練だったと思えたり、

つまらない日常が、じつは自分自身が蒔いてきた種だと自覚したり、

苦手だった人の存在が、自分を発奮させる重要な役割を果たしてくれたと気づいたり。

 

人は、自ら選んだ未来に足を踏み入れた時、

初めてたくさんの過去たちが輝きだすのだと思います。

 

未来は変えられても、過去は変えられない。

そういう人もいます。

たしかに過去に起きた「事実」は何も変わりません。

しかし、過去に起きた事実を見つめる「目」や、思い、そして将来への糧だと思うか思わないかは変えることができます。

 

つまり、過去に起きた事実は変わらなくても、過去をどう捉えるかは、あなた自身で自由に変えることができるのです。

 

どうしても許せなかった過去に出会った人のことや出来事を、

長い時を経て、あるときふいに許せる存在になったり、心からの感謝を込めて、笑顔で語れるようになった、という経験、ありませんか?

 

それはあなたの「苦々しい過去」が、その後歩いたあなたの道のりの正しさやそれを選んだ勇気によって、輝かしい「修業時代」へと変化を遂げた証です。

あなたはもう、過去の自分をはるかに凌駕し、すがすがしい未来へと歩いているのです。

 

「起こりうる未来、そこから顔を背けるな」

 

あなたの未来をまっすぐ見つめて、来るべき春に向けて

大きな一歩を踏み出せますように!

 

たくさんの卒業と、たくさんの出会いが、きっとあなたを輝かせます。

読者の皆様に、美しい未来が見えますように。

 

 


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