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井上 ゆき フリーランスライター・編集者・保育士 一般社団法人日本伝統食協会
子どもには野菜を好き嫌いせず食べてほしい、外で伸び伸び遊んでほしい、算数嫌いにならないでほしい! そう願う母親は多いものの、実際は野菜もお外も算数も、ママ自身がニガテだったりしませんか? このコラムでは、日々の取材や8313(やさいさん)としての活動から得た経験・情報を、子育て中のお母さ…
子どもを野菜好き・お外好き・さんすう好きにしたいママさんへ 育児・子育て 2016-09-28
パートナーシップを育むための “くだもの時間”

家族ができたら、欲しかった時間は?

 私のコラムでは、子どもと自分とのかかわりについて触れることが多いのですが、今回は子どもをともに支える夫婦・パートナーシップについて、書いてみようと思います。

 そもそも、私は「結婚したい」という気持ちが自分でよくわからない20代・30代前半を過ごしていました。でも、「自分の家族ができたら、こんなふうな生活をしたい」ということは割とはっきりしていました。それが、“食卓を囲む”こと。

 

 サザエさんのような円卓に家族がそろって、ああだこうだしゃべっている時間が欲しかったんです。わが家は、夫、私、2歳息子の3人家族ですが、朝は息子の起床前に夫が出勤してしまうので、「夫」「私と息子」か、「夫と私」「息子(私が見守り)」の組み合わせで、昼は私と息子の2人。

 なので、夕飯こそ3人で食べることを大事にしています。夫の帰宅時間に合わせるので、2歳には夕飯の時間が19時半~20時では遅いな…とも思うのですが、2人で食べるより、3人で食べるほうが息子がよくしゃべるし、楽しそうだし、集中して(歩き回ったりせずに)食べています。

 

 週末は、この食卓を囲むに、“くだもの時間”が加わります。夫が果物が好きでよく買ってくるので、朝食後に、洗って切って出してくれるのです。先日、取材した長野県産果物のイベントでも、野菜ソムリエのKAORUさんがおっしゃっていましたが「一人暮らしだと果物の摂取量は少なくて、家族がいるほうが果物を買う人が多い」。確かに、私自身も鮮度が命の果物は一人暮らしでは食べる種類のレパートリーが少なかったです。だからこそ、自分の家族がもてた今、果物を一緒に食べる時間をあえて作ることも大事だなと感じています。夫婦の、家族の“くだもの時間”おすすめですよ!

 みなさんの、家族になったら欲しかった時間は、どんな時間でしょう?  夫婦ゲンカや子育てのイライラがあっても、その欲しかった時間さえちゃんと得られていれば、毎日幸せを感じられますよね!

 

 写真は、同じイベントで出されたフルーツウォーター。長野県産の秋映(りんご)、南水(梨)、プルーン、ミントが漬けこまれたお水です。このフルーツウォーターを、シャインマスカットとナガノパープルの2種類のブドウを凍らせて氷がわりにしていただく、というなんとも贅沢な喉ごしでした。子どもが小学生になって、外から遊んで帰って来て「うちの水はサイコーだな~!」と言いながら、私が作ったフルーツウォーターを飲むような暮らし・・・、それが次の憧れです(笑)

 

パートナーシップの先輩夫婦が大事にしていること

 8月に自分の大イベント「森のようちえん8313 in北海道和寒」を終えたあと、改めて日々支え合っている夫とのパートナーシップについて考えてみたくなりました。いや、正直に申し上げると、つい自分の思い・やりたいことばかりを先行してしまいがちな私の悪癖を何とかしなくては……という焦りがありました。

 そんなとき、ご夫婦で「はたらく」を考えるユニットを組んでいる「ハタラクラブ」の講演会があると知り、こちらも取材してきました! ご夫婦でユニットを組んで何かに励む、憧れですね~。 ご主人の茂雄さんは、妻イリコさんの育休復帰後から息子さん(現3歳)の育児をシェアしないといけないという思いに駆られ、「50%・50%に近づけるように努力をしよう」と、今は朝の保育園送りを週1回、お迎えは週2回担当しているそうです。男性がお迎えに行く=早めに仕事を切り上げるには当初は勇気がいったそうですが、保育園でほかの子どもたちから「しげさーん」と呼ばれるのがうれしくて、お迎えに行くのがだんだんと楽しくなったとおっしゃいます。そうお話する笑顔が、お迎え時間の充実ぶりを物語っていました。

 

 イリコさんご夫婦が大事にしているのが、シェア。

 妻イリコさんは、「とにかく何でもシェアすること! 家事・育児だけでなく、情報も。送り迎えをどうする?とか週末の予定などのホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)に限らず、自分の思いや考えまでパートナーとシェアする時間が重要」と強調しています。ご夫婦では、毎日息子さんが眠ったあとに「3分」シェアの時間を取ると決めているそうで、だからこそ、ご夫婦でのこうした活動も可能なのですね!

 子育て世代が働けるのは、健全なパートナーシップがあってこそ。そして、日常のあれこれの会話だけでなく、日常の先の「どうはたらきたいか」「どうありたいか」をシェアすることが大事というイリコさん。お話を聞くたびに、つい毎日の仕事、育児、家事で「つかれた~」という言葉を夫にぶつけてしまう私は反省することだらけです。「つかれた」をシェアしたところで、何もプラスな気持ちは生まれませんもんね^^ 夫に対して申し訳なさを感じつつ、でも、こんなにありがたいパートナーという存在が毎日同じ空間にいることに、改めて“心強さ”を感じました。

 

 一方、お子さんが生まれるまで毎日深夜までの残業が当たり前でワーク一筋だったというイリコさんの夫の茂雄さんですが、最後におっしゃっていた言葉がとても衝撃的で印象に残りました。

 

 「ワークライフバランスという言葉があるけれど、バランスを取ろうとすること自体がもう古いんじゃないかな。ワークライフシナジーとか、ワークライフコラボレーションとか、両方やることで相乗効果が生まれてより豊かになっていくと思う」

 

 ワークとライフをはっきり分けるのではなく、その2つを融合して暮らしを作っていくということですね! お二人の話を聞いて、なぜでしょう? 私はもっと家事を楽しんでやりたくなりました。家事は、家族みんなの仕事であり、家族のための仕事ですから。

 そして、わが家もシェアタイムを確保しよう! わが家では“くだもの時間”を使うのがよさそうなので(夜だと子どもより先に私が寝てしまう・・・(笑))、くだもの時間をもっと意識してたっぷり取って、夫も息子も私も、気持ちも栄養もチャージできる時間にしていこうと決めました!!

 

「もっとこんな家族になれたらいいのにな・・・」という思いがある方は、ぜひ、今週末のイリコさんのセミナーをおすすめします^^ 結婚前に思い描いていたパートナーとのあり方、家族のあり方を取り戻すきっかけになると思います。

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http://ameblo.jp/iriko14/entry-12199181096.html
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