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井上 ゆき フリーランスライター・編集者・保育士 一般社団法人日本伝統食協会
子どもには野菜を好き嫌いせず食べてほしい、外で伸び伸び遊んでほしい、算数嫌いにならないでほしい! そう願う母親は多いものの、実際は野菜もお外も算数も、ママ自身がニガテだったりしませんか? このコラムでは、日々の取材や8313(やさいさん)としての活動から得た経験・情報を、子育て中のお母さ…
子どもを野菜好き・お外好き・さんすう好きにしたいママさんへ 育児・子育て 2016-04-27
森のようちえん8313(やさいさん)いよいよスタート!?

長野の森のようちえんに入れたかったけれど…

 4月、入園・入学や進級で環境に変化があったお子さん、お母さんお父さんも多かったと思います。私もこの春から、息子を長野県内の「森のようちえん」に入園させたいと思っていました。半年前までは。

 昨年9月のこのコラムで書きましたが、「2歳は冒険の1年」と考える、森のようちえん「ぴっぴ」に憧れがありました。ぴっぴは2歳児からしか入園できないので、入園すればきっと息子も私たち親も特別な1年(2歳)を過ごせるはずだし、その後の息子の人生にも何かが大きく違ってくるかもしれない、そんな思いでした。

 ぴっぴに入園するために東京や他県から移住する家族もいると聞き、わが家も何かの縁で引っ越す可能性があるかもしれないと勝手に期待を抱き、焦っていた私は入園金も支払ったのですが、現実的には東京都→長野県への移住も急にはできるものではなく、「あきらめ」ました。4月からも引き続き都内で暮らしています。

 この選択は、当初は「あきらめ」でした。

 でも、今は違います。この半年の間に、都内でも森のようちえんの活動をしている方を紹介していただくことができ、昨年12月からは国立市の森のようちえん「谷保のそらっこ」に参加しています。また、以前森のようちえんで働いていたという保育士の吉田孝さんと出会い、孝さんが企画する外遊びの会にも参加しています。いずれも「ぴっぴ」のように毎日定期的に通う「日常型」の森のようちえんではなく、不定期開催の「イベント型」です。ぴっぴのような“森”での遊びではないけれど、都内(多摩地方)に残る自然(畑や丘や河原)は子どもにとってはやはり冒険の場であることに違いないのだと分かりました。

 そして、何よりうれしかったのは、孝さんに「Yくん(うちの息子)は一人でも自然で遊ぶ力がついていますね」と言っていただけたこと! 長野県にあるような森のようちえんに通わなければ息子にそういう体験をさせてあげられないと思い込んでいた私ですが、都内で育てていても息子の外遊びが上手だと褒めてくださり、焦って移住をしなくても大丈夫なんだと安心できたのです。

 

おもちゃがないから自由に遊べる

 では、息子はどんな外遊びをしているかというと、ただ自然のなかで自由にさせているだけです。親や保育者は危険と思われるときだけ、手を出したり声をかけたりします。前出のぴっぴの代表まゆさんも、森のようちえんをスタートさせるときに「2歳児でも、遊具がなくて遊べるのか?」と疑問を抱いたそうですが、子どもはおもちゃがなくても十分に遊べるとすぐに分かったそうです。わが家も、おもちゃや公園の遊具は飽きるのが早いのですが、何もない(と大人は思いがちの)自然のほうが延々と遊んでいられます。

 上の写真は八王子市にある高尾の森自然学校での写真ですが、息子は自力で階段を登るのに必死でした。この直後に、左側の坂道を5歳の男の子が全力で駈け下りてくるのですが、その姿に圧倒されていました。息子は階段をすべて一人で登りきると、5歳のお兄ちゃんのマネをしようと坂の上に立ってみました。やはり尻込みをして、駈け下りることはしませんでした。

 このように、子どもに自分で「考える」「感じる」時間を与え、「やってみる」「やらない」の選択も子どもに委ねます。ここで親の私が息子の手を引いて、坂道を一緒に走り降りることはしません。坂道を駈け下りることはしないけれど、「自分は次に何をするか」は息子が自分で考えて行動すればいい。自然の中での遊びは1つではないので、また新たに自分が楽しめる遊びを子どもが自由に始めるからです。

 森のようちえん的な外遊びをさせるようになってから、私は子育てが本当にラクに、楽しくなりました。家の中では「家事をしているからちょっと待ってて」とか「もう出かけるから急いで」と、親の都合で子どもに“待って”と“急いで”を繰り返してしまうことが多いのですが、自然のなかでは子どもに自由にさせられます。親は、そんな遊びを見守るだけでは“ヒマ”かもしれません。見守るにとどまらず、子どもの遊ぶ姿を“観察”し、今どんな成長の機会なのかを考えてみるとおもしろいです。

 森のようちえん的な遊ばせ方にも自信がついてきて、昨年には保育士試験に合格できたので、私も森のようちえん8313(やさいさん)の活動を今年度から少しずつスタートさせていこうと考えています。自然のなかでの外遊びを一緒に楽しみたい方がいましたら、ご連絡ください(^-^)!
※8313(やさいさん)は私の屋号で、アウトドア×子ども×食をフィールドとしています。


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