内藤 由貴子 カラー&心理セラピスト、フラワーフォトセラピスト フラワーフォトセラピー協会 忙しくて目の前の仕事を追ううちに、自分が何を感じどう生きたいのかわからなくなっていませんか。心理学と色の言葉をつなげる心理・カラーセラピストとして、約15年間、主にワーキングウーマンのご相談にのってきました。色を知って自分に還り「私色」を生きる方法をお伝えしていきましょう。 |
「引き寄せ」を妨げられていませんか? |
心理&カラー、フラワーフォトセラピストの内藤由貴子です。最近、「引き寄せ」という言葉を使うことが、とても増えました。書店に行くと、違う著者で「引き寄せる」本がたくさん並んでいます。 私は、引き寄せの方法について、自信をもってお伝えすることはできないのですが「ああ、『これ』があると、引き寄せは、妨げられるだろうなぁ」ということはわかります。 「これ」というのは、こころの奥に潜む「禁止令」のことです。 禁止令というのは、自分が自分に出している禁止命令のこと。禁止事項は、自分が幸せになること、そして本物の愛を実らせること。そして自分の健康を禁止している場合もあります。 ● 「禁止令」の例は 健康に問題がある人の場合、子どもの頃、病気をすると、いつもは忙しいお母さんが、自分の傍にいてくれ、優しくしてくれた体験があるかもしれません。病気とはいえ、そんな悪くない恩恵を受けて病気が治りりにくい場合もあります。もちろん、仮病ではありません。大人の場合では、仕事にいかなくてもいい、自立しなくてもいい、ということにメリットを感じる人は、やっぱり治りにくいことがあります。そんな健康の場合は、禁止令にもなんとなくうなづけるでしょう。 しかし、幸せや本物の愛ほど、自分に禁じてしまうことを想像できますか。 そもそもなぜ、自分にとって良きことをなぜ禁止してしまうのかを考えてみます。実は、禁止した方が、自分にとって都合がいいからなのです。健康の場合は、健康以上のメリット、お母さんが優しくする、仕事にいかなくていい、というような病気以上?に自分には都合がいいことがありました。 ●「禁止令」の背後にある罪悪感 それを説明するにあたり、一つお伝えしておきたいことがあります。 それは、このような禁止令を持つ人に、罪悪感がある人が多いのです。しかも、厄介なことに罪悪感は、自分に罰を与えようとする欲求を作ります。 もう、お分かりだと思いますが、これが、自分に幸せや本物の愛を禁じてしまう、こころに起こっている仕掛けです。幸せになったり、素晴らしい愛を受け取ってしまうと命令違反となります。幸せを手に入れない、愛を実らせない、その方が都合がいいことになります。 ●禁止令を無視すると? その仕掛けに気づかずに、ブレーキをアクセルに変えて踏んでしまうと、どうなるのでしょうか。 具体的には、病気や事故、家庭不和、自分の立場を失墜させること、受験生なら合格確実の本命校の受験日に熱を出す… などが起こり得ます。 脅かすようですが、私自身にもこういう体験があるのです。会社員時代、人一倍、自己実現欲求が高かった私にとって、当時、仕事で自分が必要とされうことがやりがいとなり、自分では天職だと幸せを感じていました。そんな幸せな状況がピークになった時、突然、私は病に倒れました。しかも、1度ならずも、2度までも。 今なら、自分にかかっている禁止令ブレーキをものともせず、「頑張って」アクセルを踏んだことで、得た幸福な状態に見合うだけの 揺り戻しを受けたのだとわかります。 だから、多くの人が幸せを目の前にしたチャンスに一歩踏み出せないのは、禁止令が理由なら、身の安全確保のためなのです。 ●禁止令は、思考ではなく感情レベル 以前、こんな話をした時に、心理学などを学んでいる方に「それはいわゆる思い込みなのだから、思考パターンを書き換えれbいいのでは?」と質問を受けたことがあります。確かにそれで解決できる場合もあるでしょう。 さて、具体的な罪を持たないのに罪悪感を持つ理由は、何でしょう。考えられることの1つは、乳幼児期に、病気やケガなど、痛い、辛い体験をしたとします。これには、難産で生まれた場合(バーストラウマなど)も含みます。 すると、まだ思考が発達していない子どもは「そんな辛い思いをするのは、きっと自分が悪い子だから、罰を受けたんだ」とインプットされてしまいます。もちろん、小さな子供に責任はありません。罪悪感だけが、こころの奥に刻まれ、残ってるケースです。 あなたが悪いわけではありません。 罪がないのに罪悪感を償うために、幸せ、そして本物の愛を自分に禁止しているのは、理不尽です。 ●「引き寄せ」を妨げられないために 「そんな禁止令は、特殊なケースでは?」と思われる人もいるでしょう。でも、私が多くの相談を受けるセラピストという立場を割り引いても、かなりの頻度でいらっしゃいます。 解消の仕方は、フラワーフォトセラピーの禁止令用の花の写真を使う方法です。その写真の花の絵を描くだけでも、かなり解消が可能です。実績はあるので、そう馬鹿にしたものではありませんよ。 幸せや愛の禁止令があると、きっと「引き寄せ禁止令」も、もれなくついてきます。禁止令がなくなれば、望むものの引き寄せもうまくいくのではないでしょうか。 |
*今回の写真は、フラワーフォトセラピーの禁止令用の写真ではありませんが、最近私が撮ったものから、今回のテーマに役立ちそうなものをチョイスしました。セピアのようなモノクロームな写真は、シャドウ(こころの奥にしまった感情)に光を当てようとするイメージです。花は、宇宙を意味するコスモスです。この写真が好き、嫌いというように、気になるなら、眺めていただいたり絵を描いてただいてもいいと思います。
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