内藤 由貴子 カラー&心理セラピスト、フラワーフォトセラピスト フラワーフォトセラピー協会 忙しくて目の前の仕事を追ううちに、自分が何を感じどう生きたいのかわからなくなっていませんか。心理学と色の言葉をつなげる心理・カラーセラピストとして、約15年間、主にワーキングウーマンのご相談にのってきました。色を知って自分に還り「私色」を生きる方法をお伝えしていきましょう。 |
自分に還る最初のステップ マゼンタの心の声を聴く |
こんにちは。カラー・心理セラピストの内藤由貴子です。 2月14日はバレンタインデーでしたね。この時期ならではの特別なチョコレートに、思わず「自分チョコ」として買ってしまった人も多いのでは? 一方で、本来のバレンタインデーに女性から「愛」を告白するという意味が薄れてきたような気がします。 そこで、「愛」について考えるうってつけの色「マゼンタ」について取り上げましょう。 愛について考えた時、以前取り上げた「ピンク」が、その役割をはたしてくれました。 その際、ありのままの自分を愛すること、無条件の愛について考えました。(2014年9月のコラムご参考下さい) マゼンタもピンクに似た色です。そして、愛がテーマになることが多い色です。 ピンクよりも華やかな印象です。マゼンタの色で現れる花は、バラだけでなく、牡丹、ラン、カトレアなど、花の中でも女王のようです。そこに咲いているだけで、誰にでもその花は愛されてあたりまえのような存在感があります。 本当は愛されるのは、あたりまえのはず。それなのに、愛されていない感じがする…。むしろ愛をもっと欲しいと思っている…。あなたの場合は、いかがでしょうか。 もしも、愛が足りない、愛に飢えていると感じるなら、愛を受け取れていないのかもしれません。愛がやって来ないから受け取れない…。 本当に愛はやってきていないのでしょうか。 恋愛において、相手が本当に愛してくれているのか疑いがあると、つい「本当に、私のこと愛しているの?」とその証を求めたり、相手を探ったり追い詰めることがあります。 さらに、愛されていないということが証明されるのは、もっと怖いので、自分からその関係を壊してしまう人もいます。そして、また愛に飢えることを繰り返す人も。 そうなると、恋愛が、常に痛い経験になってしまいます。 色で分解すると、赤が多くて、青が少し入った色です。赤はNo!と言って退ける色。そして、青はしがみつく色です。 No!は、「その愛、違うでしょ!私の欲しい愛はそんなんじゃない」という感じ。 青は「でも、私は望んだような愛が欲しい。もっと欲しい」と理想の愛にしがみつくイメージです。 マゼンタの色は、そのままで愛される花のような完璧さを求めるように、 私はこんなに愛そうとしている、でも、あの人は私が望んだ言葉もくれない、愛してくれない… だから、まったく受け取りたくないのでしょうか…、いえ、それは愛でないと思っていませんか。 実はマゼンタが教えてくれるのは、愛はどこにでもあるということ。 あなたは手を伸ばしさえすれば受け取ることができるのです。 「それは違う、私の欲しい愛ではない」と退けなければ… 天から降る慈雨のような愛。だから、ただ受け取ればいいのです。 愛は見えません。マゼンタの中の赤は、愛をあなたに与えよう敏江いる人をちょっと離れて見てくださいと教えます。それを退ける必要がありますか。手を伸ばしませんか。 マゼンタの中の青は、愛は必要な時に必要な形であなたにやってくると教えます。ですから求める必要もないのです。 こんな風に例えた人がいました。「闇の中にバラが咲いていても、姿は見えないかもしれません。でも、その香りは、ただ流れてきて、私を潤すのです。愛とはそういうものではありませんか」と。 ただ思いきりその香りを深呼吸すればよいのですね。
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