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綱木 麻美 ファミリーボンディングコンサルタント creche bebe 株式会社チェンジウェーブ
「子育て」からはじめるジブンと未来変革
「子育て」からはじめるジブンと未来変革 育児・子育て 2014-07-11
頑張りすぎる女性たちへ~ママだからできる3つのこと~

前回は、私の勤める託児所creche bebeで行っている子ども達との関わり方の一部をご紹介
致しましたが、今回は"ママだからできる3つのこと"と題して、ご家庭での子育てにフォーカスしたいと思います。
 

結論からお伝えすると、今回のコラムで私が言いたいことは、この3つです!

1、子どもからの愛情を感じる。
2、子どもは守るべき特別な存在というだけでなく、家族の大切な一員である。
3、子どもの成長を信じ、追いついて行く。

これらについて、詳しくご紹介していきたいと思います。


まず、“子どもからの愛情を感じる”とは。
私は、子ども達にとって一番大切な場所は家庭であり、身近な存在が家族であると考えています。
核家族化の進行や、夫婦共働き世帯・ひとり親世帯の増加により、子ども達が家庭以外の場所で
時間を過ごすことも多くなってきていますが、それでもやはり子ども達にとって、お父さん・お母さんが一番であり、たった一人なのです。


犯罪学を学んでいた頃、子どもの虐待について色々と調べたことがあります。
親からの虐待があっても、子どもは言いません。
痛い思いをしても、辛い思いをしても、なかなか人に言えないのです。

なぜだと思いますか?

それは、報復が怖いというのもありますが、何よりもお父さんやお母さんに愛されたくて、
そしていつか本当の愛情を自分に向けてくれると信じているから言わないのです。

だから、どんなにひどい虐待をされても、「自分が悪い子だから、お父さん、お母さんはこう(虐待)するんだ」と庇うのです。

極端な例かもしれませんが、しかしながら子ども達にとって、お父さん・お母さんの代わりはいない、そのことを子ども達も本能的に知っています。
今はまだ十分に話せなかったり、気持ちを上手に伝えられないこともあるかもしれませんが、
是非お子さまを愛するとともに、自分に向けられるお子さまからの愛情やサインを感じて欲しいと思います。

次に、“子どもは守るべき特別な存在というだけでなく、家族の大切な一員である”ということ。
民法には「親権を行う者は、“子の利益のために”子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う」と規定されています。
「親」であるが故に「義務」と「責任」を感じ、「何かしなくては」となりがちです。
そして、可愛いわが子のためなら、何でもしてあげたいし、何でも叶えてあげたい。

以前、保育園に勤めていた時のこと。
私が担当していた0~1歳クラスの中で、毎月配布される献立を見てお母さんが同じメニューを作り、月に数回お弁当として持って来ている子どもがいました。
ある時、そのお母さんが思いつめた様子で相談にいらっしゃったのです。


「いつも家では食べるのに、お弁当だと残してくる。
一生懸命作ってるのに、残してくるのがショックなんです。」


実際、子どもの様子はというと、給食の日はほぼ完食。お母さんが手作りしたお弁当の時には、皆と同じメニューですがお友達の給食に手を伸ばし、お弁当は残す。その子にとっては、みんなが同じように美味しそうに食べてる給食が羨ましくて、それが欲しかったのです。

このお母さんは仕事が忙しい中、子どものためを想い、使う食材や調味料に気を配り頑張ってお弁当を作っていました。
ですが、それは本当に子どものためでしょうか?
「子どものために作っている」「子どものために気を配っている」のですが、
もしその子どもが他の子と同じものを同じように食べたいとしたら、
それはいったい誰のためなのでしょうか?


お母さんが無理をして”特別”に接するよりも、
子どもがお友達と同じものを食べて「美味しいね」をみんなと共有することや、「お友達が美味しそうに食べてるから」と苦手な物に子どもが自らチャレンジすることは親として嬉しいことですし、
子どもにとっても
「保育園で何食べたの?みんなと美味しく食べれたんだね。」とお母さんが笑顔で喜んで話を聞いてくれたら、それだけでとても幸せなのではないかっと私は思います。

そして最後に、”子どもの成長を信じ、追いついて行く”ということ。
子どもの成長はとても早いです。昨日できなかった・わからなかったことが、今日できる・わかるようになるなんてことは日常茶飯事です。
その子ども達の成長に、私達大人がついていけてるでしょうか?
親の義務感・責任感から「してあげないと」と、いつまでも「お母さん」が頑張りすぎることで、それが逆に、子どもの考える力、成長する力、自立する力を抑えてしまってはいないか、子どもの目線で考える必要があるのではないかと思います。

今のお母さんは育児だけでなく、仕事や家事、親戚やママ友付き合い、自分の趣味等、
本当にお忙しい方が多いと思います。

そんな中で全部を頑張りすぎて、「こんなに頑張ってるのに」となったら、是非一度鏡を見てください。

その顔を子どもは見ています。

「お母さんから愛されたい」と思っている子どもが、
“自分のために”頑張り、疲れ果て、恐い表情になっているお母さんを見たら、
きっととても辛く悲しい気持ちになるかもしれません。

頑張りすぎて、自分のことが、子どもの気持ちが見えなくなったら、
是非一度“お母さん”を忘れてみてはいかがでしょうか?

その分、自分と向き合ったり、本当の子どもの様子や姿をじっくり見て欲しいと思います。

以前あるお母さんから、

「子どもを、“部下”と思うことにしました!」

と、衝撃的な一言を告げられたことがあります(笑)

それは自分の子どもであるけれども、
自分の分身ではない「○○ちゃん」という個人を認めることであり、

「してあげなくちゃいけない」という一方的な想いから、「信じて見守る。何かあればサポートする。」という子どもの成長を信じ、子どもと向き合い、一緒に歩むという素敵な決断でした。

ここまで私が考える“ママだからできる3つのこと”をご紹介致しましたが、是非今日から、一番大切なわが子の気持ちに向き合う方法を、お子さまと一緒に探してみて欲しいと思います。


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