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植野 由芙子 営業コンサルタント 植野 由芙子
「ダラダラ残業している現状を変えたい」「家庭の事情などで残業をゼロにしたい」「最低限の時間で圧倒的な結果を残したい」そんなあなたのための処方箋のような内容です。
17時までに成果を出したい方へ キャリアアップ 2014-02-03
「誰かのため」と「自分のため」に仕事をする

「誰のためにこの仕事をやっているんだろう??」

少なからず、一度は考えたことがある方が多いのではないでしょうか。

もし、自分のためだけに仕事をしている、と考えてしまうと、理不尽な仕事だったり、雑用だと思える仕事は、効果的ではないと、やる気がうせてしまいます。

私は、かつて、大手銀行の派遣社員として働いていたことがあります。そこで働く行員さんは、超エリートと呼ばれる方々ばかりでした。にもかかわらず、彼らからよく、「仕事の9割が、理不尽な仕事もしくは仕事ではなく雑務のような作業」と仰られていたことを思い出します。

さらに、「理不尽な仕事もしくは雑務のような作業、それこそが事に仕える、すなわち仕事の本来のあり方なんだ」といいながら激務をこなされている姿に、ひどく感動したことを覚えています。

そして、「理不尽な仕事もしくは雑務のような作業は、誰のためなのですか?」と質問をしたとき、それぞれ、回答は違いましたが、共通点はありました。

その共通点が、

「誰かのためと自分のため」

です。

自分のためだけではなかったのです。誰かは、十人十色でしたが、「家族」「仲間」「会社」「上司」「社会」などと答えてくださいました。

自分のためだけではなく、誰かのためがあることで、自分に自信がなくなったときや、スランプに陥った時に、バランスを保つことができ、冷静に日々仕事をこなされていたんだと思います。

私は、営業職についてからは、その会社の経営者のために仕事をしています。

営業という職種は、経営を支えるためにあります。経営者のためになることであれば、理不尽なことであっても、雑務であっても、精一杯こなしていくことが、その会社で働く私の使命だと思っています。

私自身、感情の起伏が激しい性格なのですが、淡々と営業を続けられるのは、まずは、「誰かのため、すなわち経営者のため」に働いているからだと思います。もし、「自分のため」だけに働いているとしたら、会社の利益よりも自分の利益を優先してしまったり、会社の悪口を言ったりと自分よがりの考えになり、バランスを崩してしまうと思うのです。

今回、「自分のため」については、あえて触れていません。人は、本能的に自分を守る生物です。意識しなくても「自分のため」に動いています。

ですので、まずは「誰かのため」を意識することで、結果「誰かのためと自分のため」の両輪でバランスよく働くことができるのだと思います。

あなたにとっての、“誰か”とは??

 

 


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